冬本番、今年は「暖冬」といわれているけど、やはり冬は寒い。冷え症の女性にとってつらい季節でもある。かといって、エアコンの温度を上げても肌は荒れるし頭はぼーっとするし……なんて悩んでいる人も多いのでは？　そんな中、若い女性を中心にオシャレな腹巻きが人気になっているそうなのだ。

下着メーカーは今季、ファッション性の高い腹巻きを続々と発売している。大手のワコールは、若い女性向けのブランド「ウン ナナ クール」で肌触りのよい腹巻き「CHIKUWA」を発売。汗などの水分を吸収して発熱する「エクス」糸を使用し、服のラインに響かないほど薄いのに抜群の温かさを実現している。「ロングハラマキ」や「ハラマキつきパンツ」などのバリエーションやカラーも豊富なのだ。ウェブストアで通販もできるのだけど、実店舗では好きな長さに切ってくれる切り売りもしているみたい。

一方、女性用下着通販大手のピーチ・ジョンは、さらにおしゃれなデザインを取り入れた「HARAマキ」を発売。こちらも薄く温かいもので、パンツつきの「HARAマキサニタリー」やウエストラインをすっきりさせる効果に着目した「HARAマキシェイパー」などが展開されている。レース柄などウン ナナ クールよりも凝ったデザインのものが多く、人気のため注文してもなかなか届かない商品もあるようなのだ。こちらもピーチ・ジョンの公式サイトで通販できる。

こうした腹巻き人気は、医師も歓迎しているのだとか。フジサンケイビジネスアイでは、「冷えは万病のもと」という東京女子医大付属青山自然医療研究所クリニックの川島朗所長のコメントを紹介。腹巻きをすることによって血流が促進され、免疫力向上や生理痛解消などの効果があるのだという。また、手足が冷える人は、末端を温めるよりもおなかや太ももを温めたほうが効果が高いそうなのだ。

こうした健康面への効果は、先日の「発掘！あるある大辞典II」の不祥事ですっかり疑わしくなったけれど、腹巻きのおなかを温める効果は以前から認められていること。また、ウエストラインをキレイに見せるだけでなく、首に巻くなどファッションのアクセントとして利用している人も多いようなので、腹巻き人気はしばらく続きそうなのだ。男性用のオシャレなものも出ないかなあ。