1971年の発売以来、世界で愛され続けている日清食品の「カップヌードル」。万年金欠だった学生時代だけでなく、今でも無性に食べたくなるから不思議。他のカップラーメンと比べて、スープの粉やかやくを入れる手間がかからないことも、無精なぼくにぴったりなのだ。

そんなカップヌードルの発売から35年とちょっと、詰め替え用の「カップヌードル リフィル」という、いまの情勢に即した新商品が3月26日に発売されることになった。この「リフィル」は、カップを排除し、具材やスープなど味はカップヌードルそのままに80％圧縮することによってコンパクトになっているのだ。最初は通常のカップヌードルとシーフードが発売される。

通常のどんぶりでも調理可能だけど、今回のもう1つの目玉が「スターターパック」として同時発売される「マイヌードルカップ」。保温力と断熱性を備えた繰り返し使えるプラスチック製のカップで、内カップ外カップの2重構造になっており、スターバックスコーヒーの「タンブラー」と同じく、間にあるデザイン紙を替えることでオリジナルカップにも変身しちゃうのだ。

専用サイト「cupnoodle-refill.jp」も発売日に開設。オリジナルデザインカップを作る「マイヌードルカップデザイナー」など、カップヌードル リフィルに関する情報が掲載される予定なのだ。

カップヌードルはもともと「『チキンラーメン』を紙コップで作れないか」というコンセプトで開発されたもの。原点に回帰したとも言える。環境への配慮が叫ばれている昨今、カップ麺まで詰め替え用になるとはちょっと興味深いのだ。マイヌードルカップも面白いコンセプトだし。