ベルリン国際映画祭に飲食部門、日本からは「プルコギ」を出品。

2007/01/12 23:16 Written by コジマ

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開催まで1カ月を切った世界三大映画祭の1つであるベルリン国際映画祭。今回はロバート・デ・ニーロ監督が久々にメガホンを握った「ザ・グッド・シェパード」(原題)や、スティーヴン・ソダーバーグ監督の「ザ・グッド・ジャーマン」(原題)などの作品が話題になっており、日本からも奥秀太郎監督の「カインの末裔」がフォーラム部門に正式招待されたのだ。

ベルリン国際映画祭にはコンペティション、パノラマ、フォーラム、キンダーの4部門があるのだけど、57回目を迎えた今年、新たな部門が設置されたのだ。その名も「飲食(Eat Drink See Movies)部門」。飲食物を題材にした映画扱うもので、前回に開催された食をテーマにした作品のシンポジウムが部門化したものなのだ。スローフード協会との共催なのだそう。

この新設部門に、日本の作品も出品されることとなったのだ。出品されるのは、CMディレクターとしても有名なグ・スーヨン監督の「プルコギ」。松田龍平演じる主人公タツジが、ARATA演じる焼き肉チェーンの御曹司トラオと料理対決番組を舞台に争う、焼き肉バトル映画なのだ。

「プルコギ」は同映画祭で2月14日に上映される予定で、現地入りする予定の松田龍平と今作品で映画初主演の山田優が、作品にちなんで焼き肉をふるまうことも検討しているのだとか。この作品、題材だけでなく、上記の個性豊かな役者3人の脇を、津川雅彦や桃井かおり、竹内力といった輪をかけて豊かな個性を持つベテランが固めており、期待できる作品のようなのだ。

飲食部門にはこのほか、緑茶やワインがテーマにしたものなど世界から約10作品が出品さるとのこと。こうした作品群を乗り越えて、「プルコギ」が栄えある第1回の飲食部門賞を受賞できるのかちょっと注目なのだ。

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