「第6世代iPodじゃない」アップル担当者が「iPhone」を語る。

2007/01/11 22:05 Written by コ○助

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日本時間の10日未明、米国のサンフランシスコで行われた「Macworld Conference & Expo」で、ついにそのベールを脱いだアップルのモバイル端末「iPhone」。多くのメディアが「iPod機能を内蔵した携帯電話」という表現で「iPhone」を形容していたなりが、OS Xを搭載していたり、動画や音楽を聴けたり、ネットサーフィンができたりと、その多機能ぶりとサイズから、PDAに近いモバイル端末と考えるほうが自然な印象なりよ。一時は深刻な氷河期を迎えたこともあるモバイル界隈なりが、「iPhone」の登場によって、再び活況を取り戻すと見る向きも強いなりね。

さて、深夜から明け方にも関わらず、画期的なデバイスである「iPhone」の発表には多くの日本人が歓喜したものなりが、ひとつの大きな懸念として残ったのは「日本でも発売されるのか否か」という点。携帯電話機能には日本では全く使うことができない「GSMとEDGE方式のSIMカード」への対応と謳われたため、発表されたままの形で日本に持ち込まれる可能性は、限りなくゼロだと見られているなりよ。

とはいえ、アップルにとって日本は米国に次ぐ重要な市場。古くから多くのファンがアップルを応援してきた国だけに、決して無碍にはできないはずなりが、そのあたりについて、アップルのバイスプレジデント、Greg Joswiak氏が複数メディアによるグループインタビューに答えているなりね。

「(iPhoneは第6世代iPodなのか? との質問に)ノー」
「(日本向けの販売は? との質問に)iPodの成功を見ても、日本は非常に重要なマーケットだというのは明らか(との答えにとどまる)」
「(iPhoneにMac OS X向けのアプリはインストールはできるのか? との質問に)ノー」

回答がやけにシンプルなインタビューなりが、どうやら日本市場への明確な「投入宣言」は出なかったものの、重要との認識は変わっていないようなので、いずれ少しばかり日本向けにカスタマイズされた形で登場する可能性はあると見て良さそうなりか。

また、一部では「iPhone」は第6世代「iPod」として「通信機能を省いた形で日本市場に投入されるのではないか」と予測する向きもあったなりが、Greg Joswiak氏は別物と答えていることから、また異なるスタイルの第6世代「iPod」が姿を現す日が、そう遠くないうちに来るのかもしれないなり。

早く発売して欲しいと願う日本のユーザーは多いだけに、アップルには日本市場への投入を前向きに検討して欲しいものなり。

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