人気マンガ「ブラックジャックによろしく」が異例の連載誌移籍。

2007/01/10 20:32 Written by コ○助

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単行本が累計で1,000万部を超え、2003年には妻夫木聡主演で連続ドラマ化された人気マンガ「ブラックジャックによろしく」。作者・佐藤秀峰の「海猿」と並ぶ代表作にして、連載誌「モーニング」(講談社)の看板作品でもあったなりが、電撃的にライバル誌の「ビッグコミックスピリッツ」に移籍することが発表されたなりよ。エピソードの区切りは付いているものの、人気マンガがまだ完結していない段階でほかの雑誌に移籍するのは異例の展開と言えるなりね。

なぜ、「モーニング」は看板マンガのライバルへの流出という事態を招いてしまったのか。スポーツ報知にそのあたりが詳しく書かれているので、要点を簡単にまとめておくなり。

・「モーニング」誌上では、2005年末に「精神科編」を終了してからは連載が中断している状態。
・新章のスタートに向けて、すでに取材を行っていた。
・佐藤秀峰から原稿料などさまざまな条件が出されたが、「モーニング」編集部としては受け入れることができない条件だった。
・条件の中身は「高額な原稿料」や「モーニング編集部の人事への介入」との説も。

マンガからドラマ、映画にもなった「海猿」の大ヒットによって、いまや超売れっ子マンガ家となった佐藤秀峰。「ブラックジャックによろしく」の連載当初とは置かれている環境がガラリと変わったこともあり、「モーニング」との交渉には強気な姿勢で臨んでいた可能性があるなりね。具体的にどのような条件を出していたのか、その真相は闇の中なりが、「モーニング」編集部が看板マンガを手放すという苦渋の決断を強いられるほど、受け入れ難い条件だったようなりよ。

「ビッグコミックスピリッツ」では、すでに6日発売の6、7合併号で「あの名作の続編がスピリッツで始動」と告知されており、「新・ブラックジャックによろしく」と銘打った新作の連載は22日発売号からスタートするなりよ。作品のファンにとっては連載誌が変わっても続編が読めるのは喜ぶべきことなりが、「モーニング」にとっては大きな痛手なのは間違いないなりね。

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