映画やグッズで世界が広がる「どうぶつの森」、新作はWiiで登場へ。

2007/01/08 12:19 Written by コ○助

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2005年11月に発売されたニンテンドーDS用ソフト「おいでよ、どうぶつの森」が340万本以上の大ヒットを記録、いまや「おい森」「ぶつ森」の名前で多くのファンに愛されている「どうぶつの森」シリーズ。販売本数から見ても「マリオ」「ゼルダ」「ポケモン」という、任天堂の看板キャラクターたちにひけを取らない人気タイトルと言っても過言ではないなりが、ここまでに成長するまでは長い熟成期間を経てきたなりよ。そのスタートは2001年にまでさかのぼるなり。

プレイステーション&プレイステーション2の成功によって「帝国」を築き上げたソニー陣営がこの世の春を謳歌していた時代。劣勢を強いられ続けていた任天堂のニンテンドー64向けに発売されたのが「どうぶつの森」の始まりだったなり。2001年当時、任天堂は次の据え置き型ゲーム機であるゲームキューブ投入を控えている段階で、ニンテンドー64が使命を終える直前に登場した「どうぶつの森」は、発売前にはそれほど注目を集めるようなソフトではなかったなりね。発売された当初は出荷本数が少なかったことからも、任天堂がそれほどの期待をかけていたわけではないことがうかがえるなり。

でも、「どうぶつの森」は主に若い女性からの支持を集め、小売店では完売状態が続くことに。この予想もしていなかった展開を受けて、任天堂はすぐにゲームキューブへの移植を決め、同年12月には「どうぶつの森+」を発売したなりよ。2年後の2003年にはカードリーダーに対応した「どうぶつの森e+」も発売し、ジワジワとファン層を拡大していったなりね。ただ、やはりプレイステーション2の攻勢の前に屈し、劣勢を強いられていたゲームキューブ用ソフトだったこともあり、世間一般の関心を大きく喚起するほどではなく、「密かなブーム」程度にとどまっていたなりよ。

ゲーム性やほのぼのとした雰囲気には定評があり、ファンからは高い評価を得ていたことからも「良作」には違いないなりが、なかなかブレイクするタイミングがなかった「どうぶつの森」。それがニンテンドーDSという強力なハード向けに新作が登場したことで、2005年から2006年にかけて一気に花開いたなりよね。一度咲いた花はさらに成長を続け、昨年は食品や玩具、衣料などのキャラクターグッズ展開や映画「劇場版どうぶつの森」も実現。大阪府枚方市にある「ひらかたパーク」には映画の世界を再現したテーマパークがオープンするなど、ゲームの枠を飛び出してファンを拡大しているなりよ。

今年はWii用に新作が発売されることも決定しており、ニンテンドーDSや映画から「どうぶつの森」の世界に入ったファンからの期待も大きいなりよね。任天堂の新たなキラーソフトとして、そして好調なWiiの売れ行きをさらに押し上げる起爆剤として、これからの「どうぶつの森」の展開が楽しみなり。

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