米国人に人気の「新年の抱負」、文化を反映するその中身。

2007/01/01 07:30 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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新年明けましておめでとうございます。……といいつつ、ここセントルイスでは2007年になるまで、まだまだ時間があるワケですが(笑)。年末年始は特に時差というモノを感じますねぇ。

なにはともあれ、この季節になると多くの方が「新年の抱負」を考えるかと思います。こちらアメリカでも "New Year's Resolutions" といって、その年に達成したいことを誓うのです。それにしても、アメリカ人に人気のある「目標」って一体何があるんでしょうね。米政府公式のポータルサイト "First Gov.gov" では、アメリカ人の間で最もポピュラーな「新年の抱負」をリストアップしており、それぞれに Tips も紹介しています。それによると……

* Lose Weight (体重を減らす)
* Pay Off Debt (借金を全部返済する)
* Save Money (貯金をする)
* Get a Better Job (よりよい仕事を見付ける)
* Get Fit (体力向上)
* Eat Right (食生活を改善する)
* Get a Better Education (もっとよい教育を受ける)
* Drink Less Alcohol (お酒の量を減らす)
* Quit Smoking Now (今すぐ禁煙)
* Reduce Stress Overall (生活の中のストレスを減らす)
* Reduce Stress at Work (仕事場のストレスを減らす)
* Take a Trip (旅行に出る)
* Volunteer to Help Others (他の人々を助けるボランティア活動)

というのが、多くのアメリカ市民に共通する目標なんだとか。……ううむ随分アメリカ文化を反映しているような。特に冒頭の「体重を減らす」や、「体力向上」そして「食生活を改善する」なんて、肥満大国のこの国ならではではないでしょうか(苦笑)。そういえばウォール真木がここ数年参加している「早朝ミリタリ風エクササイズ」のクラスも、新年明け最初のセッションはえっらい人数が多いのです。2週間ほどすると半数ほどは脱落していきますけどね……。

「借金を全部返済する」というのも一般的です。日本人の感覚ではちょっと不思議な気もするかもしれませんが、アメリカのクレジット・カードはリボルビング支払い(カード会社が定める下限金額以上であれば、毎月の返金額が自由に決められる)が一般的なので、常に債務持ちという人がゴロゴロいるんですねぇ。

それにしても、こうやってみると日米共通の目標もちらほら。禁酒・禁煙、ボランティア活動などは日本にいる皆さんも誓いを立てているのでは? それにしてもこうやって目標を定めても、もちろんそれだけじゃイケません。とある統計によると、アメリカ人の間では女性の方が毎年いろいろと「新年の抱負」を決める傾向が強いそうですが、実際に実行するのは男性の方が多いそう。あらら……。

Narinari.com 読者の皆さんも、この他にどんな「新年の抱負」を定めていらっしゃいますか? ぜひ聞かせて頂きたいものです。

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