三谷幸喜の新作は「コンフィダント・絆」、ゴッホら天才画家を描く。

2006/12/31 11:09 Written by コ○助

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2004年に放送されたNHK大河ドラマ「新選組!」以来、テレビの世界からは少し距離を置きながら、映画や舞台の活動にまい進している三谷幸喜。今年は年初の「古畑任三郎」シリーズ完結編を皮切りに、映画「THE 有頂天ホテル」が60.8億円の大ヒットを記録したほか、初の歌舞伎作品「決闘! 高田馬場」、東京ヴォードヴィルショーに書き下ろした舞台「竜馬の妻とその夫と愛人」の再演、同じく東京ヴォードヴィルショーの新作「エキストラ」、さらには役者としてドラマ「功名が辻」や映画「犬神家の一族」への出演と、精力的な仕事が続いているなりよ。

気になる2007年の活動も分かる範囲で見ておくと。来年は1月に英国で代表作の舞台「笑の大学」を上演、その後は伊東四朗、三宅裕司、佐藤B作が共演する「社長放浪記」、芸術座が生まれ変わる「シアタークリエ」のこけら落とし公演となる「恐れを知らぬ川上音次郎」と新作舞台が続き、映画監督としても新作の準備に入ることが決まっているなりね。稀代のヒットメーカーは、休む間もなく作品を世に送り出し続けていくなり。

そんな多忙極める三谷幸喜なりが、またしても新作舞台の話題が出てきたなりよ。コンスタントに公演を行っているパルコ劇場プロデュースの作品として、4月7日から上演される舞台のタイトルは「コンフィダント・絆」。ゴッホやゴーガン(ゴーギャン)など、まだ無名だった頃の4人の天才画家を中心にした悲喜劇になるというなり。

◎「コンフィダント・絆」(脚本・演出:三谷幸喜)
・ゴッホ、ゴーガン、シェフネッケル、スーラの4人の天才画家を描いたユーモア溢れる悲喜劇。
・舞台は1888年、パリのムーラン・ルージュ近くのカフェ。
・テーマは「果たして芸術家たちの間に友情は成り立つのか」。
・キャストは中井貴一、寺脇康文、生瀬勝久、相島一之、堀内敬子ら。
・中井貴一は三谷作品に初起用。
・東京公演は4月7日〜5月6日(一般販売は3月18日から)
・大阪公演は5月10日〜5月30日(一般販売は3月下旬から)

今回の作品について三谷幸喜は、スポーツ報知の取材に対し「僕のような作家は当時のパリに手を出してはいけないかもしれない。でも、こんな面白い内容を知ったからにはやらざるを得ない」と説明しているなり。

コンフィダントという言葉が分かりにくいかもしれないなりが、これは「信頼のおける人、心を許せる友、親友、腹心の友」(Yahoo!辞書より)の意味。4人の友の関係がどのように描かれるのか楽しみなりね。

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