今年の日本のミュージック・シーンを振り返ってみると、倖田來未が女王の座を不動のものにしたり、BONNIE PINKのCM曲、沢尻エリカがドラマで演じたKaoru Amane名義で発表した曲などがブレイク、絢香やアンジェラ・アキなど新人勢の台頭など、女性ミュージシャンの元気が良かったのだ。一方で、男性も負けておらず、
オリコン年間シングルチャートを見てみると、ベスト10のうち実に9組が男性ミュージシャンが占めている。
来年はどんなミュージシャンがブレイクするのか、オリコンが「07年にブレイクすると思うアーティスト」のアンケートを行っているのだ。英放送局BBCが毎年行っている
注目のミュージシャンランキングのような本格的なものではなく、あくまで読者投票によるものなのでご注意を。
さて、そのランキングを見てみると、
【女性部門】
1. 絢香
2. 倖田來未
3. チャットモンチー
4. YUI
5. 伊藤由奈
6. アンジェラ・アキ
7. Salyu
7. 木村カエラ
9. いきものがかり
10. 浜崎あゆみ
【男性部門】
1. KAT-TUN
2. RADWIMPS
3. スキマスイッチ
3. Aqua Timez
5. ELLEGARDEN
6. コブクロ
6. テゴマス
8. WaT
9. EXILE
10. 関ジャニ∞
うーん、
今年の紅白出場者が8組も入っていることからも分かるとおり、すでにブレイクしている人たちばかりが選ばれているような気がするのだ。でも、こうしたミュージシャンは、
オリコンに掲載されている「今年デビューしたばかりで、来年はもっと人気が出ると思う」という意見のように、さらなるブレイクを期待しての投票だったようなのだ。
そのなかでも注目は、男性部門で2位になったRADWIMPS。インディーズを経て2005年11月にメジャー・デビューを果たした4人組は、所属先であるワーナーのプッシュもあって徐々に人気が上昇し、今年11月リリースの最新シングル「セツナレンサ」がオリコンランキング4位を記録したのだ。くるりのような切ないメロディーを淡々と歌う楽曲は、必聴もの（双方のファンに「似てないよ！」と怒られたけど）。2007年は本格的にブレイクするかも。モンゴル800以来のインディーズにして大ヒットを飛ばしているELLEGARDENと共に、日本のロック界を牽引する存在になってほしいのだ。
日本のロックと言えば、クロマニヨンズが春からの全国ツアー「春のウラウラ祭り」の
日程が発表されたのだ。来年もヒロト＆マーシーのライブが観られるなんて、本当にうれしい。あとは、忌野清志郎の復活を待つばかりなのだ。
