JR東日本、ネットで遅延証明書を発行する新サービス開始へ。

2006/12/06 15:47 Written by コ○助

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多発する事故や車両故障などによって、たびたび遅延が起きる首都圏のJR各路線。コ○助はその中でも最も遅延が発生しやすい路線のひとつ、中央線沿線で生まれ育ったこともあり、基本的には耐性ができている(=遅延して当たり前だと思っている)なりよ。でも、中央線の遅延ペースに不慣れな人にとっては、週に何度も起きる遅延はストレスの要因になるもの。怒りに震える利用客が駅員さんに詰め寄る光景もよく見かけるなり。

さて、電車の遅延が発生したときに、駅員さんから配られるのが「遅延証明書」。仮に会社や学校に遅刻してしまったとしても、これさえあれば遅刻が無かったことになるのが通例なりよね。ただ、ラッシュ時の遅延の場合、「遅延証明書」を求めて駅員さんに人が殺到するため、なかなか手に出来ないことも多々。そこでJR東日本が今年7月に発表したのが「ネットで遅延証明書発行」という施策だったなりよ。利用者が会社や学校に到着してからパソコンで「遅延証明書」を印刷できるようになり、駅の混乱を緩和させられると見ているなりね。

この施策について、詳しい内容が発表されたので、簡単に要点をまとめておくなり。

◎「ネットで遅延証明書発行」の概要

・対象の路線は首都圏を走る18路線。
 東海道線、横須賀線・総武線快速、京浜東北線・根岸線、南武線、
 山手線、中央線快速・中央線、中央線・総武線各駅停車、宇都宮線、
 高崎線、埼京線、川越線、常磐線各駅停車、常磐線快速・常磐線、
 相模線、横浜線、青梅線、武蔵野線、京葉線
・対象となる遅延はJR東日本が発表した遅延のうち、午前7時〜午前9時の間に対象路線で発生したもの。
・2007年1月30日から発行開始予定。
・証明書の発行期間は当日午前9時過ぎから翌々日まで。

ということで、利用できるのは朝の通勤ラッシュの時間帯に起きた遅延のみ。どうせなら全日で利用できるようにして欲しいところなりが、それ以外の時間帯は駅で対応しきれるという判断が働いているのかもしれないなり。

ネットで発行される、それはすなわち実際に電車に乗り合わせてなくても「遅延証明書」を手にできてしまうことでもあるなりが、この点に関してJR東日本の清野智社長は「今の遅延証明書も(遅れた電車に)乗ったことの直接的な証明にはならず、使う方にお任せするしかない。われわれは電車が遅れないようにするのが最善のこと」(ニッカンスポーツより)と語っているなりよ。JR東日本としてはあくまでも性善説に立ち、悪用防止策は特に取る予定はないようなり。

とはいえ、利用者の視点からすれば、ネットで「遅延証明書」が発行されるのは便利。皆さんも遅延に巻き込まれたときには、活用してくださいませ。

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