100万人のメッセージを月に、月探査機「セレーネ」にのせる一言募集。

2006/12/05 12:02 Written by コ○助

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2007年夏、種子島宇宙センターから「H-IIAロケット」での打ち上げを予定している月周回衛星「セレーネ(SELENE)」。「セレーネ」は日本初の大型月探査機というだけでなく、米国のアポロ計画以来、最大規模かつ本格的な月の探査とあって、世界各国から注目を集めている一大プロジェクトなりよ。今回の探査の目的は月の起源や進化のカギを探ること、そして将来の月の利用に向けたさまざまな観測を行うことの2つ。アポロ計画では解明されなかった謎の答えを見つけに、日本主導で月の探査が行われるわけなり。

そんな「セレーネ」計画を盛り上げようと、宇宙航空研究開発機構と日米両国の惑星協会が「月に願いを!」キャンペーンを12月1日から始めているなり。このキャンペーンは「セレーネ」に搭載されるアルミシートにメッセージを刻み込み、月に落下させるというもの。文字のサイズは1文字35マイクロメートル(1マイクロメートル=0.001ミリメートル)とかなり小さいなりが、最大20文字までのメッセージを100万人分集めて発射する目標を立てているなりよ。

どのようなキャンペーンなのか、概要を簡単にまとめておくなりね。

◎「月に願いを!」キャンペーン(宇宙航空研究開発機構)

・月に届けたい「名前」は10文字以内(英語は20文字以内)、「メッセージ」は20文字以内(同40文字以内)。
・募集期間は平成18年12月1日(金)〜平成19年1月31日(水)。
・応募方法はインターネットか往復ハガキ。
・日本国内のみならず、世界からメッセージを募集中。
・料金は無料。

メッセージの量は少なめなりが、20文字だと「月から地球を見るために20年後にまた来ます(20文字)」くらいの内容は詰め込めるなりよ。創意工夫によっては、面白いメッセージを月に届けられるかもしれないなりね。特にメッセージの内容に関する規制はないようなので、「金持ちになって幸せな人生を歩めますように(20文字)」といった願掛けをする人も出てきそうなり。

月に落下したメッセージを自分たちが目にすることはできないなりが、なかなか夢のある企画。お金がかかるわけではないし、月にちょっとした足跡を残したい人はぜひ応募を!

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