新たな文房具の提案、「コクヨデザインアワード2006」が決定。

2006/12/04 18:02 Written by コ○助

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10個の立方体の消しゴムを組み合わせることで、「角」を28か所に増やした「カドケシ」や、人間の有効視野、注視安定視野、そして日本人の平均的な手のひらのサイズを総合的に検討して導き出された「横幅146ミリ」のサイズが新しい「スリムB5サイズノート」など、昔ながらの文房具を見つめ直し、リデザインした製品を世に送り出しているコクヨ。デザイン性の高い文房具の開発に長けているメーカーなりが、そんなコクヨが一般公募によるデザインコンテスト「コクヨデザインアワード」を毎年開催しているなりよ。斬新な発想から飛び出した新しい文房具の数々は見て楽しく、文房具愛好家からは毎回注目されているコンテストなりね。

先日、今年の「コクヨデザインアワード」の受賞作品が発表されたなりが、例年に負けず劣らず、かなり魅力的な文房具が続々と登場。製品化を前提としたコンテストではないなりが、実際に小売店に並んでいたら思わず手に取りたくなるような文房具は、まさに一見の価値アリなりよ。今年はどのような作品が受賞したのか、簡単に見ておくことにするなりね。

◎「コクヨデザインアワード2006」受賞作
グランプリ「slice」(野菜をスライスするように使う付箋の束)
優 秀 賞「Leafusen」(時間経過に伴い紅葉する葉っぱ型の付箋)
優 秀 賞「Pin-Bone」(穴を開けずにピンナップできる収納式押しピン)
優 秀 賞「クラストテープ」(テープが自立し、真っ直ぐに貼りやすいテープ)
優 秀 賞「TAS」(スクラッチシールに自分の印をつけられる紙コップ)

今年のグランプリに輝いたのは、タマネギをスライスしていくように、徐々に形状が変化していく付箋「slice」。文房具の中でも、比較的いろいろなデザインの存在する付箋なりが、使っていくうちに「形状」が変化するという、遊び心のある付箋はあまりないなりよね。優秀賞の「Leafusen」も付箋なりが、こちらは「形状」ではなく、ビジュアルの変化によって「時間の経過」を示すことができるのが特徴。付箋に時間軸の意味を持たせたという、なかなか画期的な発想の作品なり。

スタンダードになった製品のスタイルを一度壊し、さらに便利なものにするのは大変な作業なりが、これまでそうした試みに実績のあるコクヨだけに、これからもアッと驚くような文房具を開発して欲しいものなり。「コクヨデザインアワード」の作品も、どんどん製品化されますように。

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