「最も不当な偶像」でピート・ドハーティが1位、5位にトム・クルーズ。

2006/12/03 20:28 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


ケイト・モスとの交際、ドラッグ常習による逮捕・入院、暴力事件……、今やオアシスのリアム・ギャラガーをしのぐ英国のゴシップ王となったベイビー・シャンブルズのフロントマン、ピート・ドハーティ。5曲入りの新作「The BlindingEP」のリリースが決定したり、ファッション・ブランド「Gio-Goi」のデザインを手がけるなど活動を開始した矢先の11月18日、再び薬物所持の容疑で逮捕された。ファンですら「もういいよ」と思うほどの破天荒な行動には、英国人も眉をひそめているのだ。

そんな英国人の気持ちを反映してか、英男性誌アリーナが読者1000人を対象に行った「不当な偶像(undeserving icon of the year)」投票で、ピート・ドハーティが1位に選ばれたのだ。38%の読者に“支持”された21世紀のアンチ・アイコンに対して、アリーナ誌は「薬物常習者を増やし、平凡な音楽と低いライブ・パフォーマンスにもかかわらず、カルトなファンに支持されている」と評しているのだ。

ロック・スターあること、英国がドラッグに寛容であることでこれまで大目に見られてきたピートだけど、最近の行動は常軌を逸しており、いかに英国人でも我慢しきれなくなったようなのだ。擁護していたオアシスのノエル・ギャラガーにも愛想をつかされたみたいだし。昨年行われた「Live 8」でのパフォーマンスはかっちょよかったんだけどなあ。

2位にBBC6ミュージックのラジオ番組「Russell Brand Show」のDJなど務める英国の人気コメディアンのラッセル・ブランドが、3位にBBC Twoの人気テレビ番組「The Apprentice」に出演している企業家サイード・アフマドが、4位は英保守党党首のデイヴィッド・キャメロンが、そして、5位にはトム・クルーズが選ばれている。トム・クルーズに対しては、「なぜ今さら」という気がしないでもないけど……。2位のラッセル・ブランドは、売春宿に通っていたことが視聴者の不興を買ったようなのだ。

「不当」とはいえ「偶像」であるからには、それだけ人気があるということ。ピート・ドハーティのファンとしては、まだみんなの関心があるうちにちょっと行動を改めてもらいたいのだ。


☆アリーナ誌調査「不当な偶像」ランキング

1. ピート・ドハーティ(ベイビー・シャンブルズ)
2. ラッセル・ブランド(コメディアン/司会者)
3. サイード・アフマド(企業家)
4. デイヴィッド・キャメロン(英保守党党首)
5. トム・クルーズ(俳優)
6. ゴードン・ラムゼイ(料理人)
7. ジョニー・ボーレル(レイザーライト)
8. ジミー・カー(コメディアン)
9. グラハム・ポール(サッカー審判員)
10. ピーチズ・ゲルドルフ(ボブ・ゲルドルフの娘)

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.