NY七面鳥大食いコンテスト、シカゴ出身の男性が優勝。

2006/11/27 11:55 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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いやあ、食べた食べた……。なにをって? 七面鳥ですよぉ。先週の木曜日はアメリカでは感謝祭でございました。この祝日は伝統的に「一年で一番大食いする日」としても有名。七面鳥のローストをメインに、マッシュ・ポテト、インゲン豆のカセロール、とうもろこしといった副菜に、最後はパンプキンパイなどのカロリーたっぷりのデザート……。Narinari.comでも何度か紹介している Jone's Soda が「ホリデー定番料理ソーダ」に詰め込むような、あのご馳走の数々をひたすら食うのです。そして胃袋が満杯になると、お約束で動けなくなります(笑)。

もちろんウォール家も友人を招き、ダンナが焼いた巨大なターキーの丸焼きでお祝いしました。これといって料理をしない彼ですが、何故か七面鳥だけは完璧に焼き上げることの出来る、一芸シェフ。前夜からブライニングといって、生状態の肉を塩水に漬け込んでから、翌日ジックリと焼くので、淡白でパサつきがちな七面鳥も、しっとり柔らかく仕上がるのです。ダンナ、今年の焼き加減も実にお見事でしたぜ。

さてその七面鳥の丸焼きなんですが、ニューヨーク市内にある「タンティーズ・デリ」というレストランでは、この季節になると毎年恒例でこの料理の大食い大会が開かれるそう。日本人の小林尊さんが連続優勝していることで有名な「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」よりは知名度はありませんが、一応全米から参加者が募る大会です。そして今年そのコンテストで優勝したのが、シカゴ出身のパトリック・ベルトレッティさん、21歳。なんと12分の間に約2.2キロものお肉を平らげたとか……。すげぇ(笑)。

ベルトレッティさんは実は大食い大会のベテランで、今までにもアイスクリーム、ピザなどいろいろな食べ物をドカ食いしてきたとか。しかし彼いわく七面鳥は他と比べて食べにくかったそう。確かに鶏肉と比べてもパサパサしているし、喉ごしも悪い。噛むのも飲み込むのも結構大変です。実際ベルトレッティさんもコンテストの後はアゴが痛くなってしまったとか(笑)。

しかし胃袋の方はいたって問題なく健康状態。シカゴに戻る前に「ニューヨークで美味しいピザ屋さんを探すんだ」と友人らと大会会場を後にしたとか……。底なしの胃袋ですね(笑)。それにしてもホットドッグに比べると、日本ではまだ馴染みのない七面鳥料理。果たして先の小林さんを含め、ジャパニーズ大食い勝者たちがこの大会に参加したら、一体どこまで健闘出来るでしょうか。ちょっと見てみたい気もします。

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