6,000フィート上空で夢の時間を、アリゾナの男性が新ビジネス。

2006/11/22 14:13 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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「マイル・ハイ・クラブ」という言葉をご存知でしょうか? これ上空を高く飛行中の旅客機の中で、性的な行為を行うことを意味しています。公式サイトのルールによると、まず飛行機のチケットを購入し、旅行当日の飛行機に乗り込む直前のゲートで、お相手を探します(見ず知らずのパートナーが好ましいらしいです)。そして搭乗して離陸後は5,280フィート(1マイル)上空まで飛行機が上昇するのを待ち、その後に「行為」をすること。なんでもこの偉業(?)を達成した人だけが、晴れてマイル・ハイ・クラブに会員になれる仕組みだとか……(本当かよ、とほほ)。

ちなみに、いかがわしい行為は民間機の中では違法です! 見付かったら逮捕されますからね。

しかしこのマイル・ハイ・クラブ、アメリカ人カップルの間では、どうも「1度はやってみたい」と夢見るファンタジーなんだとか。本来やってはいけない場所で、そういう行為をするのは結構燃え上がるといいますから(笑)。そしてそんな夢をかなえるために、最近アリゾナ州の男性が、新しいビジネスを始めたそうです。

ジェフ・リーデルさんは不動産取引をお仕事にしている方なのですが、ここ最近の物件価格の下落で、なかなか商売が上手くいっていなかったそう。そこでサイド・ビジネスとして何かいいアイデアはないかと、頭をひねっていたのです。そこにアトランタで経営している、飛行サービス業者から届いたビジネス・メールに目が行きました。そこには恋人たちに、ロマンチックなフライトをプレゼントするカスタム飛行機のことが載っていたのです。

そこでリーデルさんは、セスナ飛行機を所有している友人の、リチャード・マクファーソンさんに相談。共同で新ビジネス「シャンデリア・カンパニー」を設立しました。小型飛行機の後方部分をリフォームし、ベッド、クッション、シャンパン・バーなどを取り付け、さらにムードを引き立てるためにインテリアもモノトーンのレトロ調に統一。そこ横たわれば、恋人たちのテンションも最高に上がるってものです(笑)。パイロット席からは、分厚いカーテンの仕切りのお陰で一応プライバシーも守られるそう。……音は丸聞こえっぽいけど。

このマイル・ハイ・クラブ専用機、90分のレンタル料(もちろんパイロット付)は、750ドル(約8万円)。夢のようなひと時としては、高いか安いか? その辺はどうぞ読者の皆さんのご判断でどうぞ。

……ウォール家のダンナは「高い!」といっています、はい(汗)。

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