映画「三丁目の夕日」の続編製作が決定、キャストは前作のまま。

2006/11/20 19:25 Written by コ○助

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昨年元気だった邦画の中でも、頭ひとつ抜けた高い評価と、素晴らしい興行収入(約35億円)を記録した映画「三丁目の夕日」。原作は「ビッグコミックオリジナル」(小学館)に30年以上連載されている長寿マンガなりが、公開前にはあの独特の「ほんわかさ」を映像で表現しきれるのか、キャラクターの設定変更(マンガは星野六郎、映画は星野六子など)の違和感はないのか、といったいくつかの不安は抱えていたものの、フタを開けてみれば懸念をアッサリ吹き飛ばすような見事な出来映え。近年の日本映画を代表する作品のひとつとして、多くの観客を魅了したなりよね。

興行収入だけでなく、作品の評価が極めて高いのは受賞した映画賞の数々を見れば一目瞭然。例えば第29回日本アカデミー賞では、全13部門での受賞を果たし、うち12部門では最優秀を獲得しているなりよ。ほかにも第30回報知映画賞(3部門)、第18回日刊スポーツ映画大賞(4部門)、第60回毎日映画コンクール(4部門)、第48回ブルーリボン賞(2部門)など、まさに昨年の邦画界を席巻した作品と言えるなり。

それだけ話題となった作品だけに、劇場公開中から続編製作のウワサは絶えず流れていたなりが、ようやく正式に続編製作が発表されたなりね。タイトルは「ALWAYS 続・三丁目の夕日」。メガホンを執るのは前作同様に山崎貴監督で、主要キャストも吉岡秀隆、小雪、須賀健太、堤真一、薬師丸ひろ子、堀北真希ら、前作のキャストがそのまま勢揃いするというなり。前作のキャストが続編で揃わない……という話はよくあるなりが、これだけの面々が再び結集できるのは、出演者たちも「三丁目の夕日」に強い思い入れがあるからかもしれないなりね。

続編の舞台は、前作の4か月後の1964年(昭和39年)。戦後の日本にとって大きな転機となった東京オリンピックが行われた年なりよ。この年の開通に向けて急ピッチで建設されていた東海道新幹線や、まだ首都高が空を覆っていない日本橋、当時の修学旅行の定番スポットだった羽田空港など、東京のさまざまな施設がCGで蘇るなりね。前作では建設中の東京タワーをはじめ、今はなき路面電車の走る風景などが完璧に再現されていたなりが、あの「三丁目の夕日」ワールドが再び見られるのは非常に楽しみなりよ。

クランクインは来年1月から。公開は来年11月とずいぶん先の話なりが、今から公開が待ち遠しい作品なりね。

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