激しいパフォーマンスが音楽に? エアギターで演奏できるシャツが登場。

2006/11/14 23:54 Written by コジマ

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フィンランドで開かれた今年の世界選手権で、コメディアンのおおち(ダイノジ)が優勝し、タレントの金剛地武志も04年、05年に続いて入賞するなど、日本でも注目されてきたエアギター。そういえば、今年のSUMMER SONICでも大会が開かれてたなあ。

ぼくも弾ける曲がかかるとついついエアギタってしまったりエアドラムってしまったりするのだけど、そんなエアギタリストたちに朗報が飛び込んできた。エアギターで実際に音を鳴らすことができるTシャツが開発されたそうなのだ。

このTシャツ「Wearable Instrument Shirt」(WIS)を開発したのは、オーストラリアの豪州連邦科学産業研究機構(CSIRO)という国立研究機関の研究チーム。肘と袖の部分に腕の動きを感知する「ウェアラブルセンサー」が埋め込まれており、片方の腕でコードを押さえ、もう片方の手で弦を鳴らすジェスチャー、つまりエアギターの動きをすると、ソフトウェアに信号を送りサンプリングオーディオを通してギター音が出るのだそう。

研究チームのリーダーでCSIROのエンジニアであるリチャード・ヘルマー博士によると、音楽やコンピュータの知識がなくても演奏できるそうで、これはエアギタリストにとって夢の“楽器”となりそうなのだ。「音が鳴ったらエアギターじゃないよ!」という人もいるだろうけど……。

以前、ヤマハが「miburi」という体の動きを音楽に変えるユニット(センサーを装着した専用シャツにグリップセンサー、出力用スピーカーのセット)が発売されたけど、ギター音に特化している分、WISのほうがちょっと魅力的なのだ。

技術的にはさまざまな服に装着できるだけでなく、パーカッションやタンバリンの演奏もできるそうなのだ。今後進化していったら、エア楽器だけのバンドが誕生するかも。それはいいとして、このシャツが洗濯できるのかどうか、とても気になるのだ。

ちなみに、日本のエアギター界のパイオニアである金剛地武志と、今年突如現れて世界選手権優勝を果たしたおおちが11月13日、東京・汐留のコンラッド東京で開かれた「第1回 楽オク・エアギターバトル エアネス2006」で対決したのだそう。残念ながら、おおちが10月に骨折したため、勝敗を決しないエキシビジョンマッチとなったようだけど、それぞれ素晴らしいパフォーマンスを披露したようなのだ。

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