ソニー、最低重量898グラムのモバイルノート「VAIO type G」を発表。

2006/11/01 21:34 Written by コ○助

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バッテリーのリコール問題によって製品の信頼性が揺らぎ、全世界の消費者から不信を買ってしまったソニー。他社に供給しているノートPC用バッテリーのリコールから始まった一連の騒動は徐々に拡大し、自社製の「VAIO」を含めて1000万個規模に。その回収費用は510億円にも上るなど、ソニーの業績に影を落としているなりよね。

そんな暗い話題が続いていた最近のソニーなりが、久しぶりに明るいニュース、魅力的な新製品の話題が出てきたなりよ。「小型・軽量」「堅牢性」「長時間駆動バッテリー」をコンセプトにした、最低重量898グラムからのビジネス向けモバイルノートPC「VAIO type G」が発表されたなりね。これまで同様の製品は松下電器産業の「Let'snote」シリーズの独壇場だったなりが、それに真っ向から対立する製品が現れたわけなり。

それでは簡単に、発表された「VAIO type G」のスペックや特徴をまとめておくなりね。

◎「VAIO type G」(ソニー製)
・2スピンドルモデルの「VGN-G1KAP」(約245,000円前後)と1スピンドルモデルの「VGN-G1LAP」(約215,000円前後)の2機種をラインアップ。
・最軽量構成の1スピンドルモデルは重量898グラム。
・マグネシウム合金よりも軽く、強いカーボン素材を採用。
・12.1型ワイド液晶を搭載。
・CPUは超低電圧版Core Solo U1300(1.06GHz)。
・メモリは512MB(最大1.5GB)。
・HDDは80GB。
・OSはWindows XP Professional。
・2スピンドルモデルは±R DL対応DVDスーパーマルチドライブを搭載。
・バッテリー駆動時間は2スピンドルモデルが約12.5時間、1スピンドルモデルが約6時間。
・メモリースティックPRO(デュオ)スロットとSDカード/MMCスロットを搭載。
・IEEE 802.11a/b/gの無線LANに対応。
・Bluetoothを搭載。
・12月2日から発売予定(直販専用モデルは11月27日から受注開始)。

注目すべきはやはりその重量なりよ。12.1型の液晶を搭載した1スピンドルのノートパソコンで898グラムはまさに「驚異的」。同じ1スピンドル、12.1型液晶のライバル機「Let'snote T5」が1260グラムということからも、「VAIO type G」の軽さが分かるなりね。また、2スピンドル同士の比較では、「VAIO type G」が約1116グラムなのに対し、ライバル機「Let'snote W5」は1199グラムと、こちらも「VAIO type G」に軍配が上がるなりよ。スペックが異なるので単純な良し悪しの判断はできないなりが、購入時の参考にはなるのでは。

「VAIO type G」は頑丈さも大きなウリで、カーボン素材の採用により、マグネシウム合金の倍の強度を実現。「(パソコンの)動作時は高さ72cm、非動作時は高さ90cmから落下後もWindowsの起動/動作を確認」「揺れる満員電車内を想定した平面加圧振動試験では耐荷重120kgfをクリアした」(インプレスより)というなり。ともに日常的な使用の範囲で起きるトラブルに、十分耐え得る頑丈さを誇るなりね。

バッテリー回収問題の傷は決して小さなものではないなりが、一度失った信頼を取り戻すために必要なのは、今まで以上にソニーらしい優れた製品を世に送り続けること。「VAIO type G」のような製品を、これからも楽しみに待ちたいなりね。

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