BGMに続いて映像も、DVD「インドカレー屋のテレビ」が登場。

2006/10/24 23:57 Written by コジマ

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1998年に公開された映画「ムトゥ 踊るマハラジャ」(K・S・ラヴィクマール監督)が日本でも大ヒットしたけど、小ブームで終わったインド文化。まあ、ブームになるのが必ずしも良いことではないし、インド文化が好きな人はけっこう多いので、雑貨屋さんなんかを見るといつも賑わっているのだ。ところが最近、また静かに盛り上がってきているようなのだ。

その火付け役となったのが「インドカレー屋のBGM」。カレー屋さんに流れる不思議なインド音楽のBGMを集めたものなのだけど、「激辛編」「ライス抜き」「踊るマハラジャへの道」「WOMAN」と、続編が次々に発売されるほどヒットしたのだ。

今回発売された「インドカレー屋のテレビ」は、「BGM」の映像バージョン。カレー屋さんで流れる不思議な映像を再現しようと、たくさんのインド映画から面白いシーンを集めたものなのだ。なんでも、「ムトゥ〜」の日本での仕掛け人で、「BGM」の制作にも携わった映画評論家の江戸木純が厳選したのだとか。おうちで「BGM」を流しながらお香を焚いていた人にとって、さらにインド感がアップしそうなのだ。

ぼくが01年にインドに行ったとき、現地の人に勧められて“インドで今最も旬な俳優が出演している”という映画を観にいったのだけど、これがとんでもなく面白かったのだ。ヒンズー語なので細かい部分はよく分からなかったけど、派手なアクションや大げさな演技、脈略のなさそうなところで飛び出す歌と踊りは爆笑モノで、映画館に詰めかけた多くの人が主人公の登場で歓声を上げたり、ピンチになると応援したりなど、まるで、体験したことのない昭和30年代の日本の映画館にいるようだったのだ。ちなみに、「ムトゥ〜」で主役だったラジニカーントの映画観たいと言ったのだけど、「ああ、ソレ、もう古い人ネ」とのこと。

そんな面白おかしいインド映画を集めた「インドカレー屋のテレビ」。副音声にはサブカル界のカリスマである大槻ケンヂとみうらじゅんによる「ツッコミ雑談解説」も収録されているのだそう。発売は11月22日で、価格は3150円(税込)。奇妙な世界にトリップしたい人はぜひ。ああ、なんだか本格インドカレーが食べたくなってきちゃった。

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