シャープ、手のひらサイズの「自動音声翻訳機」を開発。

2006/10/03 15:26 Written by コ○助

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海外旅行に行ってみたいけれど、言葉の問題が……。海外旅行が当たり前の時代になった今でも、言葉の心配から海外に行くことに二の足を踏む人は少なくないなりよね。自分の経験上、思い切って行ってしまえば、食事をするにも買い物するにも結構何とかなるものなりが、行くまでは「大丈夫かな」と不安になるのは当然なりよ。コ○助も初めて一人で海外に行ったときには、相当ドキドキしたものなり(笑)。

そんな不安も、最近は音声で例文を読み上げてくれる「電子会話集」の類や、パソコンの翻訳ソフト&サイトの発達によって少しは解消されてきたなりが、さらに不安を和らげてくれる製品をシャープが開発したなりよ。それは手のひらに収まる程度の大きさの、携帯タイプの「自動音声翻訳機」。この製品に言葉を吹き込むと、数秒後に自動的に翻訳され、対訳の音声が読み上げられるというスグレモノなりよ。

まだ具体的な製品としては発表されていないなりが、どのような製品のイメージなのか、簡単にまとめておくなりね。

◎「ポケット通訳機」(シャープ製)※ソースは日本経済新聞
・日本IBMの音声認識、音声合成ソフトを採用。
・タッチパネル液晶を搭載しているため、初心者でも操作が簡単。
・ボタンを押しながら日本語を吹き込むと、端末画面にその日本語と英訳を表示。
・表示された対訳をタッチすると音声で読み上げてくれる。
・「日本語→英語」のほか「英語→日本語」にも対応。
・価格は6〜7万円程度。
・発売時期は年内を予定。

日本IBMは30年以上に渡って音声認識の研究を続けている、この分野では老舗にして先駆的な企業。1997年にはWindows向けの音声認識ソフト「ViaVoice」を発売し、以降バージョンを重ねながら現在はバージョン10.5まで来ているなりよ。詳しくどの「音声認識、音声合成ソフト」を利用するのかは明らかにされていないなりが、恐らくは「ViaVoice」、もしくは同等の精度の翻訳ソフトが搭載されるものと思われるなり。

価格が6〜7万円と高めなので、いきなり大ヒットするような製品ではなさそうなりが、それでも翻訳機が手のひらサイズにまで小さくなったは技術的に大きな進歩。あともう少しで電子辞書と合体したバージョンや、そう遠くない将来には携帯電話への搭載も期待できそうなりよ(※携帯電話での音声翻訳はNECなども鋭意開発中)。大人も子どもも、どんな世代の人でも海外旅行を楽しめる日は、そこまで来ているかもしれないなりね。

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