薬指が人差し指より長い女性は走るスポーツが得意―英研究より。

2006/09/29 21:36 Written by コジマ

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以前、Narinari.comでも「人差し指と薬指の長さが同じ男性は暴力的」という研究を紹介したのだけど、またもや人差し指と薬指の長さの比(2D:4D比)に関する研究結果が発表されたのだ。今回は女性に関することで、2D:4D比が大きいほど、つまり薬指が長いほど運動能力が優れている傾向にあり、特に、サッカーやテニス、ランニングといった走ることが重要なスポーツでよい成績を残している人が多かったそうなのだ。

研究を行ったのは、英ロンドン大学キングス・カレッジ双生児研究所のティム・スペクター教授らで、英国内に住む25〜79歳の女性双生児607組を対象に、生涯スポーツ成績を比較した。その結果、スポーツ万能な親から生まれた子供はやはり生涯スポーツ成績も優れており、その女性の2D:4D比が大きかったことが分かったのだ。

2001年に英国の男性プロサッカー選手を対象に行われた同様の研究でも2D:4D比が大きかったそうで、今回の研究により男性でも女性でもこの比が大きいほど運動能力が高いことが示唆されている。サッカーやテニス、ランニングといったスポーツが挙げられているところから、特に持久力が優れているということなのかもしれない。

「男性が暴力的」という記事でも紹介したけれど、2D:4D比は男性ホルモン(テストステロン)が深く関係しており、この比が大きい人ほど女性的で、小さいほど男性的という結果が出ている。今回の研究を勘案すると、女性的な人ほど運動能力が優れているということになる。ぼくは薬指のほうが人差し指より1センチ以上長いのだけど、野球じゃなくてサッカーやテニスをやってればよかったのかなあ。

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