ジャック・ブラックのバンド・テネイシャスD、初主演映画でサントラも発売。

2006/09/29 17:32 Written by コジマ

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「愛しのローズマリー」(ボビー・ファレリー監督)や「オレンジカウンティ」(ジェイク・カスダン監督)、「キングコング」(ピーター・ジャクソン監督)などでおなじみの怪優、ジャック・ブラック。ハイテンションとブラックユーモアあふれる演技が人気で、この11月に日本でも公開されるメキシコの覆面レスラーを描いた「ナチョ・リブレ 覆面の神様」(ジャレッド・ヘス監督)でもその魅力が存分に発揮されているようなのだ。

そんな彼のもう1つの魅力が、「ハイ・フィデリティ」(スティーブン・フリアーズ監督)や「スクール・オブ・ロック」(リチャード・リンクレイター監督)でみせた音楽の才能。彼は、同じく俳優でジャック以上の巨漢であるカイル・ガスと共にテネイシャスDというバンドを組んでいるのだ。コミカルな歌詞と真面目な演奏が話題のこのバンドが初主演する映画「Tenacious D in the Pick of Destiny」(リアム・リンチ監督)が11月に全米で公開されるのだけど、それに伴い、オリジナル・サウンドトラックのリリースが決定したのだ。映画で共演するミートローフやフー・ファイターズのデイヴ・グロールなどが参加するとのことで、映画ともども楽しみなのだ。

テネイシャスDは、2002年にデビュー・アルバム『テネイシャスD』をリリースしているのだけど、その内容は彼らの人柄を表している。収録曲のタイトルを見てみると、「ブッといソーセージ」「激しいファ○ク」「カイルがバンドをやめた」「チ○コ立て伏せ」「カツレツの恨み」などなどブラックユーモアあふれるものが並んでおり、完全にジョーク・アルバム。それなのに、曲は緻密で本気のアコースティックで、音楽的才能でも知られた2人ならではの作品となっているのだ。こちらのアルバムにも、フー・ファイターズのデイヴ・グロールが参加している。

フー・ファイターズとテネイシャスDのつながりは、「ラーン・トゥ・フライ」のプロモーション・ビデオ(PV)にジャック・ブラックとカイル・ガスが出演したことに始まる。このPVはMTVビデオミュージックアワード(VMA)で最優秀ビデオ賞を獲得しているのだ。その後、フー・ファイターズは「オレンジカウンティ」に主題歌(「ワン」)を提供した。

「Tenacious D in the Pick of Destiny」は、バンドが世界的に名声を得ていくようすを描いたコメディー映画で、テネイシャスDの2人も脚本に参加。2人やミートローフのほか、ティム・ロビンスやベン・スティラーも出演するのだ。日本での公開は来年初頭とのことで、サントラも同時期発売が予定されている。

今年のMTV VMAで司会を務め、念願?のジャック・ホワイト(ホワイト・ストライプス/ラカンターズ)と共演したジャック・ブラック。映画とともにサントラがヒットすれば、今年のVMAでも白と黒のジャックの共演が見られるかもしれない。

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