散歩中に緊急逮捕された男性、その理由は手に持っていた「作物」。

2006/09/25 11:31 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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アイオワ州州都デモイン。その近郊にあるポルク郡にて、先日アーロン・ジャンセンという36歳の男性が逮捕されました。彼は誰に迷惑をかけるワケでもなく、その日はダウンタウンを散歩していただけだったのですが、なぜ逮捕されてしまったでしょうか? その理由は彼の持ち歩いていた、とある「作物」にあったのです。

ダウンタウンの一角にある郡刑務所に任務しているマーク・バードック保安官によると、彼が仕事中なにげに窓の外に目をやったところ、なにやら丈の長い植物を両手で抱えた男性が偶然建物の前を通り過ぎたんだとか。それを見て椅子から転げ落ちるほど驚いた保安官。なぜならいかにもイノセントな様子の通行人が手にしていたのは、収穫されたばかりとみられる「大麻」だったのですから……。

「まさかと思って、何度も目を凝らして見てしまいましたよ」

そして間違いなく大麻だと確認した後、バードック警官は外に飛び出しジャンセン氏を呼び止めました。その声に気付いた彼は、まるでプレゼントの花束でも持ち歩いているように、落ち着いて保安官に近づいたそうです。何を考えている、何を(笑)。その場で逮捕された容疑者は手にしていた大麻の他にも、乾燥大麻を洋服の下あちこちに隠していたそうで、末端価格にして合計2,000ドル分ほどの麻薬を所有していたのだとか。

後日ジャンセン氏が供述したところによると、彼は近郊のデモイン川のほとりで大麻農場を「運営」していたそうで、逮捕当日に持ち歩いていた作物もそこから収穫したばかりのものだったそうです。しかし農場の場所や、なぜ大麻を堂々と持ち歩いていたのか、どこに持っていこうとしていたのか、などの事実にたいしてはまだ口を閉ざしたままだとか……。

なんとも、脱力感のある事件ですねぇ。いや、面白いからいいんですけど(笑)。

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