スガキヤ、名物の「ラーメンフォーク」を28年ぶりに刷新へ。

2006/09/20 19:40 Written by コ○助

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世の中を駆け抜けた「名古屋ブーム」の中心的な存在として、中部圏以外にもその名が知られるようになったラーメンチェーン「スガキヤ」。主に大型スーパーのフードコートなどに出店している「スガキヤ」は、格安かつ独特な味わいのラーメンと甘味を主力商品としており、学校帰りの学生などに大人気のラーメンチェーンなりよ。名古屋(愛知)のお隣、岐阜で生まれ育ったマラソンの高橋尚子も、かつて中日新聞のインタビューで「(学校からの帰り)夕食まで我慢できないし、行ったのはもちろん『寿がきや』のラーメンです」と青春時代の思い出を語っていたことがあるほど、中部圏の人にとっての「スガキヤ」は、日常の風景に溶け込み、愛されているチェーンなりね。

この「スガキヤ」、単に味が独特なだけではなく、一風変わった食器が出てくることでも有名なりよ。それが「ラーメンフォーク」。スプーンとフォークが合体したような、ほかの店では決してお目にかかることのない珍妙な食器なりが、これは麺とスープを一度にすくうことができるスグレモノ。ラーメンを食べるときにはレンゲでスープをすくうのが「常識」なりが、「スガキヤ」においては、レンゲではなく「ラーメンフォーク」を使って食べるのが「常識」なりね。こうしたオリジナリティ溢れるアイテムが「スガキヤ」の人気を構成する要素のひとつであることは言うまでもないなり。

そんな「ラーメンフォーク」が28年ぶりに刷新されることになったなりよ。厳密には今年5月に「スガキヤ 最後のラーメンフォークのプレゼント」なるキャンペーンを展開していた際に、ポスターの隅っこに「新ラーメンフォーク開発中 乞うご期待」の文字が小さく書かれていたので、コアな「スガキヤ」ファンはすでに新しい「ラーメンフォーク」の登場を心待ちにしている状態なりが、その概要がようやく明らかになったなりね。

「スガキヤ」を展開するスガキコシステムズによると、新しい「ラーメンフォーク」はノリタケカンパニーリミテドとの共同開発品。年内をめどに開発を完了させる……というスケジュールのため、現段階ではまだデザインは公開されていないなりが、左利きの人でも食べやすいようユニバーサルデザインを採用するほか、従来以上にはしを使うことなくラーメンが食べられるように機能性を高めたものになるというなり。

確かに、現在の「ラーメンフォーク」は麺とスープを一緒にすくうことができるとはいえ、決して食べやすいわけではなかったなりよ。28年ぶりに改良される新しい「ラーメンフォーク」を使えば、はしが苦手な子ども、そして外国人でも食べやすくなりそう。すべての人に「優しい」お店になるのは間違いないなり。

新しい「ラーメンフォーク」がどのような形になるのか、楽しみなりね。

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