マイクロソフト、iPod対抗機「Zune」の詳細を明らかに。

2006/09/15 19:07 Written by コ○助

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アップル・コンピュータの「iPod」による市場独占に「待った」をかけるべく、マイクロソフトが年内発売を目指して準備を進めてきた「Zune」。すでに東芝が製造を担当することが判明し、ハードの写真もたくさんネットには出回っているなりが、「デザインが『iPod』には到底及ばない」「東芝が製造ではgigabeat止まり」と、ネットでは辛口の意見が目に付くなりよ。そのため、「iPod」の独走を本当に止めることができるのか、マイクロソフトの戦略に疑問を投げかける声も上がっているなりね。

とはいえ、これはまだ具体的なスペックやコンセプトが正式に発表されていない段階での話。ひょっとしたら「iPod」を凌駕するほどの、画期的な機能が搭載されているかもしれない……との期待の声も根強く残ってはいたなり。そして14日(米国時間)に、マイクロソフトから「Zune」が正式発表されたなりよ。

それでは発表された「Zune」のスペックや特徴を簡単にまとめておくなりね。

◎「Zune」(マイクロソフト)
・3インチのカラー液晶ディスプレイを搭載。
・HDDの容量は30GB。
・無線LAN機能を搭載。ほかの「Zune」とプレイリストの交換や楽曲の交換(3日間で3回までの制限付き)も可能。
・音楽再生はWMAやMP3のほかに、iPodの主力フォーマットであるAACにも対応。
・動画再生にも対応(WMV/MPEG-4/H.264ビデオ)。
・FMラジオチューナーを内蔵。
・写真の表示にも対応。
・本体色はホワイト、ブラック、ブラウンの3色。
・北米では年末商戦向けに発売、価格は未定。
・発売開始と同時に、楽曲のオンライン販売サイト「Zune Marketplace music service」をスタート。

ベールを脱いだ「Zune」の姿は、「iPod」対抗機の色合いを鮮明に出したもの。音楽再生はAAC、動画再生はH.264ビデオの「iPod」主力フォーマットに対応させることで、既存の「iPod」ユーザーを取り込む狙いが打ち出されているなりね。また、「iPod」には実装されていない機能として、無線LAN機能を内蔵。これにより、再生制限は付いているものの、「Zune」同士で楽曲の交換ができる仕組みを採用しているなりよ。同様に、無線LAN機能を介してプレイリストや写真の交換もできるなりね。

機能面が悪いわけではないなりが、価格が発表されていないので、売れるかどうかの判断はしづらいところ。ちなみに「iPod」は先日の価格改定によって、30GBモデルは29800円と値頃感のある価格になっているため、無線LANやFMラジオチューナーを余分に搭載している「Zune」が、これよりも安く出せるかどうかが大きく行方を左右しそうなりよ。果たして「Zune」は「iPod」のシェアを奪う、真の「iPodキラー」になることができるのか。年末商戦の行方が楽しみなりね。

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