11月11日に発売される「プレイステーション3」よりも発売日は前なのか、後なのか。62790円からという高額な「プレイステーション3」よりも安いのは分かっていたものの、どの程度の価格で販売されるのか。昨年5月にハリウッドで開催された「Nintendo Media Briefing」でプロトタイプが発表されて以来、ずっとファンの関心を集めていた注目の発売日と価格が、14日に行われた関係者向けのイベント「Wii Preview」で発表されたなりよ。発売日は12月2日（北米は11月19日）、価格は25000円（同250ドル）となるなり。

「Wii Preview」では発売日や価格のほかに、「Wii」本体に同梱されるものや、同時発売タイトル、過去のゲームを配信する「バーチャルコンソール」についても触れられていたので、その内容を簡単にまとめておくことにするなり。

◎「Wii」の本体同梱品
・Wii本体×1
・Wiiリモコン ストラップ付き×1
・ヌンチャクコントローラ×1
・Wii専用ACアダプタ×1
・Wii専用AVケーブル×1
・Wii本体専用スタンド×1
・Wii本体専用補助プレート×1
・Wii専用センサーバー×1
・センサーバースタンド×1
・単3乾電池×2
※別売り周辺機器としてWiiリモコンは3800円、ヌンチャクコントローラは1800円、クラシックコントローラは1800円。

◎「Wii」本体と同時発売タイトル（12月2日発売予定）
「超執刀カドゥケウスNEO（仮称）」（アトラス）
「Elebits」（コナミデジタルエンタテインメント）
「街クル ドミノ（仮称）」（サクセス）
「Necro-Nesia（ネクロネシア）」（スパイク）
「スーパーモンキーボール ウキウキパーティー大集合」（セガ）
「スイングゴルフ パンヤ」（テクモ）
「Wing Island」（ハドソン）
「コロリンパ」（ハドソン）
「SDガンダムREVOLUTION（仮称）」（バンダイナムコゲームス）
「縁日の達人」（バンダイナムコゲームス）
「たまごっちのピカピカだいとーりょー！」（バンダイナムコゲームス）
「レッドスティール」（ユービーアイソフト）
「Wii Sports」（任天堂）
「おどるメイドインワリオ」（任天堂）
「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」（任天堂）
「はじめてのWii」（任天堂）

本体と同時に発売されるのは、10社16タイトルとかなり気合の入ったラインアップ。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」や「おどるメイドインワリオ」、「Wii Sports」などの任天堂のソフトに最も関心が集まりそうなりが、「Wii」の機能をフルに活かしたアクションが楽しめる「スーパーモンキーボール ウキウキパーティー大集合」や「スイングゴルフ パンヤ」なども話題を呼びそうなりね。任天堂ファン期待の「スーパーマリオギャラクシー」は残念ながら同時発売とはいかず、2007年に発売されることがアナウンスされているなり。

◎バーチャルコンソール
・任天堂の過去のソフト、PCエンジンやメガドライブ用ソフトに加え、MSX用に発売されたソフトの提供も決定。
・ソフトの価格はファミコン用が500円程度、スーパーファミコン用が800円程度、ニンテンドー64向けは1000円程度を予定。
・ソフトの配信数は任天堂のタイトルが年内に30本、その後、毎月10本前後のペースで追加予定。
・料金の支払いはクレジットカードかプリペイドカードで。

「Wii」の目玉のひとつでもある「バーチャルコンソール」。配信タイトルにMSXのソフトも加わったのは素晴らしいことなりが、1本あたりの価格がやや高い印象なりか。この配信数のペースからすると、充実のラインアップ……というまでには少し時間がかかりそうなりが、期待している人も多いだけに、しっかりとサービスを構築して欲しいなりね。

◎新たに発表された機能
・テレビに写真を表示する「フォトチャンネル」機能。
・ニュースを表示する「ニュースチャンネル」機能。
・天気を表示する「ウェザーチャンネル」機能。

これまでベールに隠されていた「Wii」の新機能として、チャンネルサービスが発表されたなり。イメージ的には常時接続の環境で自動的に情報がやってくる、といった感じなりか。

価格も安く、本体と同時に16本ものタイトルをリリースする「Wii」。年末商戦の目玉になること、間違いなしなりね。