携帯音楽プレーヤー普及で6万円超の高級イヤホンが人気。

2006/09/12 23:58 Written by コジマ

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米アップル社のiPodが火を付けた携帯音楽プレーヤーの普及。カセットテープやMDの頃からそうだったように、付属品のイヤホン満足できずに高機能のものに買い換える人が多いのだ。iPodの場合は、あの白いコードが「iPod使ってます!」と主張しているようで嫌だという人も少なくないみたい。そんななか、6万円を超えるイヤホンが飛ぶように売れ、現在品薄状態なのだとか。購買層は30〜40歳代で、携帯音楽プレーヤー普及の以外な副産物となっている。

売れているのは、ちまたで“最強のiPod用イヤホン”との呼び名が高い米シェア社の「Eシリーズ」という製品。プロのミュージシャン向けに作られたものなのだ。「カナル型」と呼ばれる耳栓タイプのもので、遮音性が高く、クリアな音質を周りに迷惑かけることなくダイナミックに味わうことができる。

そのなかでも売れているのが、最上位機種の「E500PTH」。都内の家電量販店などで6万3000円前後という超高級イヤホンなのだ。他のEシリーズと違う点は、イヤホンとしては珍しい2つのドライバーを組み込んでいること。このことにより、広い帯域の音が再現できるという。デジタルARENAの「iPod情報局」や個人ブログでもそのレポートが掲載されているのだけれど、やはり別次元の聴き心地のようなのだ。

しかし、いくら高音質とはいえ、本体より高額である6万円を超えるイヤホンがたった1カ月で1000個以上売れたというから驚きなのだ。おもに30〜40歳代が購入しているそうで、ZAKZAKの記事では趣味にお金をかける人が増えていると分析している。みんなお金持ってるなあ。

ちなみに、あまりにもリアルに音質を再現するため、このイヤホンを使っていると低ビットレートで変換した音楽ファイルや携帯音楽プレーヤーそのものの音質が気になり始めるのだとか。やはり、音質を求める人にとってはポータブルCDプレーヤーのほうが良さそうなのだ。ぼくはいまだにCDウォークマンを使っているのだけれど、今度からその理由を聞かれたら「音質を追い求めるから」と答えるようにしよっと。

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