秋本治が語る「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載30年。

2006/09/12 12:50 Written by コ○助

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これまで発売された単行本は151巻、その発行部数は累積1億3500万部を超えるという、桁違いの人気を誇るマンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所(以下、こち亀)」。少年誌の最高連載記録を保持(ギネス記録)し、歴史ある「週刊少年ジャンプ」の中でも別格の存在感を放ち続けているなりが、今月でついに連載30年の大きな節目を迎えたなりよ。それだけ年月を積み重ねる間に時代もずいぶんと様変わりしてしまったなりが、「こち亀」は上手く変化に対応しながら、今なお勢いを失ってはいないなりよね。

そんな「こち亀」の作者である秋本治が、毎日新聞のインタビューで連載30年を振り返っているなりよ。

「原動力は漫画を描く楽しさ。100%の力を発揮して描き続けられた。つらいことなんて全然ない」
「マニアックに描いていたのが、初めて読む人にも分かりやすいように解説を入れたり、過去の話を紹介しながら進めるようになった。もちろん長年の読者に向けて描く回もある」
「アイデアをぎゅうぎゅう詰めにして、やっぱり面白いねと言われるように突っ走っていきたい」

これだけ長く連載を続けられている秘訣は、やはり作者自身が「楽しい」と思いながら執筆していること。当然ではあるなりが、辛いと感じていたら、そうは続けられないなりよね。「こち亀」を読めばわかるなりが、いつでも遊びに熱中している主人公の両さんは実に楽しそうで、秋本治の「楽しい」という気持ちが乗り移っているようにも見えるなり。

ちなみに、30周年を記念して、9月15日には完全予約限定生産の「超こち亀道楽BOX」(19800円。Amazon.co.jpはまだ予約受付中)が発売されるなり。これは9つのアイテムが特製派出所型ボックスに収められたファン垂涎のプレミアムグッズなりよ。

◎「超こち亀道楽BOX
・両津勘吉の胸像「両さん30周年記念像」
・トリガーを引くとチャンネルが変わる「ニューナンブ型テレビリモコン」
・さいとうたかをやモンキー・パンチとのコラボマンガを実現した「記念本『超こち亀』」
・連載第1話が掲載された号を圧縮した「週刊少年ジャンプミニサイズ本」
・「両津が選ぶ昔懐かしのおもちゃ」として「カタ屋のかた」「高級ベーゴマ」「超特製メンコ」「両津家家系図」
・30周年記念の腕時計

中でも興味深いのが「記念本『超こち亀』」。これのみ単体発売(2100円)もあるなりが、Wikipediaによると「ルパン三世(モンキー・パンチ)、ゴルゴ13(さいとうたかを)、キン肉マン(ゆでたまご)、DRAGON BALL(鳥山明)、ジャンプ現役ギャグ漫画家(澤井啓夫・うすた京介・大亜門・大石浩二)との合作、83組87名の漫画家による1ページトリビュート漫画、写真家大西みつぐの撮りおろし写真などが予定されている」というなり。「こち亀」のファンならぜひとも手元に置いておきたい一冊なりね。

30年は大きな節目なりが、これからも40年、50年と、1年でも長く連載が続くことを願うなり。

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