番号ポータビリティまで1か月強、「圏外」解消へ基地局増強。

2006/09/05 12:59 Written by コ○助

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携帯電話の番号はそのままに、ほかのキャリアに移行することができる「番号ポータビリティ」制度が始まる10月24日まで、あと1か月強。各キャリアはほかのキャリアから顧客を奪う施策を準備すると共に、既存顧客の流出を防ぐ施策にも力を入れ、ラストスパートをかけている段階なりが、流出防止策のひとつとして各キャリアが増やしているのが「圏外」問題解消に向けた投資なりよ。「繋がりにくい」イメージは番号ポータビリティ導入後には死活問題になりかねないだけに、どのキャリアも基地局増強に躍起になっているなりね。

よく携帯電話の圏内エリアを示す言葉として「人口カバー率」という言葉が使われるなりが、人口カバー率100%の地域なのに繋がらない、エリアなのに電波の入りが悪いという不満を抱いている携帯電話ユーザーは多いと思うなり。「人口カバー率」とはそもそも市町村の役場が圏内エリアに入っていれば、その地域一帯を「カバーした」と判断する目安でしかないため、人口カバー率100%の地域に電波が入らない場所があっても不思議なわけではないなりが、ユーザーに誤解を与える表現であることには違いないなりよね。

かく言うコ○助も各キャリアが「人口カバー率100%」を謳う東京のど真ん中に自宅があるなりが、NTTドコモ、au、ボーダフォンに加えて、最近はウィルコムまでも電波が入らない状態になっているなりよ(笑)。周囲に高いビルがあるわけでも、地下に住んでいるわけでもないなりが、ちょうど部屋の窓側が隣のビル(それほど高くはない)と自宅マンションの建物との谷間に向いているのが悪いようで、都会に住みながら携帯電話を「使えない」生活を強いられているなりね。おかげで窓際には室内アンテナがズラリと並んでいるなりよ……。

こうした状況を番号ポータビリティが始まる前に少しでも解消しようと、各キャリアが基地局増強に向けて投資を増やしているなりね。朝日新聞によるとNTTドコモは約6400億円、ボーダフォンは4千数百億円、KDDI(au)は約3300億円を投入。いずれも第3世代携帯電話の「電波不足」解消へ、郊外や観光地、大規模ビル内やビルの谷間、地下街などに集中的に基地局の配備を進めているというなり。

以前に比べれば年々電波への不満は減ってきているはずなりが、それでもまだまだ「繋がらない」と不満をこぼすユーザーは多いなりよね。日本全国、どこでも本当に快適に携帯電話を使える環境が整備される日が、一日でも早く来ることを願うばかりなり。

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