米Everex、68,800円の17型液晶付きAthlon 64機で日本参入。

2006/09/04 17:51 Written by コ○助

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「インターネットとメールができて、とにかく安いパソコンが欲しい」。パソコン購入時の条件として、「最低限の機能」と「価格」の2つを重要視する人は少なくないと思うなり。最近はパソコンのスペック競争も安定期に入り、低価格のパソコンでもインターネットとメール、通常範囲のビジネス利用程度(ワード、エクセルなど)なら全く問題ないレベルになっているため、10万円以下のいわゆる「格安パソコン」でも何ら見劣りすることはなくなってきたなりよね。

「格安パソコン」はパソコンショップの独自ブランドやマウスコンピュータなどの国内新興メーカー、デルやレノボ(旧IBM)、ヒューレット・パッカードなどの海外メーカーが市場を切りひらいてきたなりが、近年はNECや富士通、ソニーなどの国内大手メーカーも力を入れており、非常に参入メーカーの数が多いのが特徴なりよ。そのため、一時は採算が合わずに冷え込んだ市場全体が、近年は再び盛り上がりを見せているなりね。

そんな「格安パソコン」の分野に、米国のEverex Systemsが参入することが決まったなり。Everex Systemsは日本ではあまりなじみのないメーカーなりが、1983年にカリフォルニアで設立され、パソコン製造は1985年から行っている、この業界では老舗の部類に入るメーカーなりよ。個人向けのパソコンのほか、サーバ機器、ビデオカード、ディスプレイなどの製造を手がけており、現在は台湾企業の参加に入り、安定した経営を続けているようなり。

では、日本参入第一弾となる製品を簡単に見ておくことにするなりね。

◎「IMPACT GA3400J」(デスクトップ)
・CPUはAthlon 64 3400+(2.2GHz)。
・メモリは512MB。
・HDDは120GB。
・DVDスーパーマルチドライブを搭載(±R DL対応)。
・NVIDIA GeForce 6100を搭載。
・OSはWindows XP Home Edition(SP2)。
・マルチメディアスロットを搭載(SDカード/CF/Microdrive/スマートメディア/メモリースティック[PRO]/メモリースティック Duo/MMC)。
・1,280×1,024ドット(SXGA)表示対応の17インチ液晶が付属。
・価格は68,800円。
・現時点ではヤマダ電機での取扱のみ。

◎「epNote NM3900J」(ノート)
・CPUはCeleron M 390(1.7GHz)。
・メモリは512MB(最大2GB)。
・HDDは60GB。
・DVDスーパーマルチドライブを搭載(±R DL対応)。
・1,280×800ドット(WXGA)表示対応の15.4インチ光沢液晶を搭載。
・OSはWindows XP Home Edition(SP2)。
・バッテリ駆動時間は約3時間。
・価格は79,800円。
・現時点ではヤマダ電機での取扱のみ。

デスクトップ、ノートともに性能のわりに価格が安く抑えられているのが特徴。特にデスクトップはDVDスーパーマルチドライブを搭載し、17インチ液晶が付属していながら68,800円という、かなり意欲的なプライスにまとめられているなりね。ノートのほうも、同じくDVDスーパーマルチドライブを搭載しながら79,800円という価格は、なかなか魅力的な製品と言えそうなり。

消費者にとってみれば、メーカーの新規参入によって「格安パソコン」の市場が活性化すれば嬉しい限り。Everexがその一翼を担うようになるまでには時間がかかるかもしれないなりが、一定のシェアが獲得できるよう、頑張って欲しいものなり。

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