中京大中京高校の「和製アンリ」伊藤翔選手、アーセナルが獲得へ。

2006/08/31 07:11 Written by コ○助

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海外のクラブでプレーするサッカー選手が珍しくなくった昨今ではあるなりが、それでもほとんどの選手はJリーグや日本代表で経験を積んだ上で海外に飛び出していくのが通例。海外の有名クラブのユースに所属する日本人選手の話題はたまに耳にすることがあるなりが、トップチームで活躍している選手は皆無なりよね。最近の例外は筑波大学からオランダ1部リーグのヘラクレスと契約した平山相太選手。Jリーグの複数クラブからの誘いを断り、筑波大学へと進学した平山選手だったなりが、ヘラクレスの熱心な誘いに応じるカタチで練習に参加、そのまま3年契約を結んだのは記憶に新しいところなりよ(※30日に事実上の戦力外通告を受けてしまった模様)。

そんな平山選手に続く「Jリーグを経由せずに海外でプレーする選手」になるか、とサッカーファンの間でにわかに話題になっていたのが、数年前から「和製アンリ」と呼ばれ、各世代のユース代表で活躍、そのテクニックやスピードが高く評価されてきた中京大中京高校の伊藤翔選手。横浜Fマリノスや浦和レッズなど複数のJリーグのクラブが獲得を狙う逸材なりが、今年4月には名将アーセン・ベンゲル監督が率いるプレミアリーグのアーセナルの練習参加のため渡英し、さらに8月20日には大黒将志選手が所属するフランス2部リーグのグルノーブル、そして再びアーセナルの練習に参加するために渡欧していたなりよ。

グルノーブルの練習では首脳陣から高い評価を得たことから、地元紙が「来春にも正式に契約する可能性がある」と報道するなど、これまでの評判に違わぬ実力を見せたようなりが、次に練習参加したアーセナルではビッグなサプライズが待ち受けていたなりね。

中日スポーツによると、28日に7対7の変則形式で行われたミニゲームに伊藤選手が出場。ベンゲル監督の目の前で5得点を決める活躍を見せたというなり。このミニゲームにはトーゴ代表のアデバヨル選手や若干17歳にしてイングランド代表に選出されたウォルコット選手も出場していたなりが、この2人はともに1得点。それだけに、余計に伊藤選手の活躍はベンゲル監督の目に止まったようなりよ。

ミニゲームのあと、代理人と共にベンゲル監督に呼ばれた伊藤選手は「気に入った。獲得したい。エクセプショナル・タレント(まれな才能を持つ選手)として、特例的に労働許可証を発給してもらうように手続きする」(中日スポーツより)と言われたそう。通常、伊藤選手のようにフル代表の経験を持たない選手には英国の労働許可証が下りないなりが、過去に特例で発給された例もあるため、アーセナルが必要な手続きを申請することになったなりよ。

伊藤選手自身もアーセナルとの契約には前向きなだけに、労働許可証が下りれば正式契約を結ぶのはほぼ確実。次代の日本代表を背負う逸材と言われてきた伊藤選手が、若いうちから「世界」を経験するのは大きなチャンスなりよね。まだ申請が認められるかどうかは分からないなりが、そう遠くない将来にアーセナルで活躍する伊藤選手の姿を見てみたいものなり。

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