アニメ「まんが日本昔話」打ち切りに「やめないで」の声が殺到。

2006/08/31 05:26 Written by コ○助

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「♪ぼうや〜良い子だねんねしな〜」のテーマ曲でおなじみのアニメ「まんが日本昔話」。1975年1月から1994年9月まで放送されていた「まんが日本昔話」にはコ○助も大変お世話になったクチなりよ。コ○助が見ていたのは幼少期のことなので、いわば「まんが日本昔話」が最も人気のあった頃。なので、すべてが良い思い出として記憶に残っているなりね。単純に、世代的に周囲にも同様の記憶を持つ仲間がたくさんいるので、思い出話に花が咲きやすいのも「まんが日本昔話」の思い出が綺麗なまま残っている理由なのかもしれないなり。

1994年に打ち切りになったときには視聴率も低迷していたので、それほど打ち切り自体が大きなインパクトのあるトピックではなかったなりが、それから10年余がたち、コ○助のように「まんが日本昔話」で育った世代もすっかり大人へと成長。自身が子どもを持つ世代になると、自分の子どもたちにも「まんが日本昔話」を見せたいという声が徐々に高まりを見せたなりよ。長年に渡るそうした声の蓄積が制作サイドにも届き、見事に「復活」を果たしたのは昨年の9月のこと。新作が放送されるわけではなく、旧作の中から厳選した作品をデジタルリマスター版として放送するスタイルでの「復活」だったなりが、昔懐かしい「まんが日本昔話」の「復活」を素直に喜ぶファンは多かったなりよね。

でも、残念ながら「まんが日本昔話」は今年9月13日の放送をもって再び打ち切りになることが明らかになったなりよ。それだけ聞くと、かつて30%を記録したほどの勢いが今はなく、視聴率が低迷していることが打ち切りの理由なのか……と思ってしまいそうなりが、実際のところはそういうことではなく。J-CASTによると「現在『まんが日本昔話』が放送されている水曜18時55分〜19時54分の枠はTBS側が持つことになり、(これまで『まんが日本昔話を放送していた)毎日放送は土曜夜の枠を持つことになった」「競合他社が同時間帯に放送する『裏番組』を考慮した結果、『まんが日本昔話』はどうしても放送ができない」という、テレビ局の番組編成事情によるものだというなりね。

ただ、この打ち切りの決定に納得がいかない視聴者は多いようで、番組の公式ページには存続を求める声が殺到しているなりよ。参考までにいくつかの声をピックアップしてみると。

「時間帯や曜日が変わっても良いので、ぜひ続けて欲しい」
「お願いだからやめないで」
「こんなに素晴らしい番組を打ち切る必要がどこにあるのですか」
「子どもに安心して見せられる番組をなくさないで」

こうした番組へのメッセージは200件を超え、ほぼすべてが存続を「熱望」する声なりよ。これだけの熱いファンを抱えながら打ち切りにせざるを得ない、テレビ局なりの事情があることは理解しなければならないなりが、視聴率や裏番組に依存しないカタチで存続させる方法はいくらでもあるはず。テレビの電波が公共財である以上、こうしたファンの声を完全に無視するような幕引きにはして欲しくないなりよ。

一応、J-CASTの取材に対して毎日放送は「再開のめどはたっていない」と前置きしながらも、再開を熱望する声が続けば「再開はありうる」との考えは持っているようなので、「まんが日本昔話」の灯火が消えることがないと信じたいなりね。

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