ニューヨークでコイン式レストランが復活、若者の間で話題に。

2006/08/30 23:56 Written by コジマ

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かつてニューヨークで人気を博した、コインを入れるとほかほかの料理が取り出せるという自動販売機、オートマットを利用したコイン式レストランが29日、再びニューヨークに出現したのだ。当時を懐かしむ声もあるが、そのオシャレな内装から若者の間で話題になっているという。

コイン式レストランは、保温式の自動販売機オートマットに入った料理をコインを入れて取り出すという簡易式レストラン。手軽に食事ができることから1950年代にニューヨークで大流行した。ファストフードのハシリなのだ。しかし、相次ぐ“本格的”ファストフードの開店により人気が落ち込み、91年に姿を消している。

今回、15年ぶりに復活したコイン式レストラン「BAMN!」は、日本人も多く住むイースト・ビレッジで29日に開店した。当時を知る人にとっては懐かしいものだろうけど、物珍しさとピンクと白のオシャレな内装で若者の間で話題となっているそうなのだ。米Yahoo!で店舗の写真が掲載されているのだけれど、うーん、たしかに当時を知らない人にとっては単にオシャレな店舗にしか見えないのだ。

「BAMN!」は、ハンバーガーやチキンナゲットなど1皿2〜2.5ドル(約230〜290円)で販売。オートマットに並べる料理は裏のキッチンで調理し、できたての料理を提供し、25分間売れないと廃棄するという。ちなみに、フライドポテトとソフトクリームはオートマットではなく、店員が直接手で渡すのだとか。たしかに自動販売機に入ったソフトクリームは食べたくないのだ。

24時間営業なのも、若者にとっては魅力的。再びオートマットブームがニューヨークで起こるのだろうか。向こうで成功したら、日本にもこうした事業を始める会社が現れるかも。

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