まだ夏前に発表された夏モデルが市場に出揃っていないキャリアもある中、ほかのキャリアに先駆けてauが秋冬モデル12機種を一挙に発表したなり。前々から、10月24日に始まる番号ポータビリティのタイミングに向けて、高機能かつ魅力的な端末を各キャリアが準備していると言われてきたなりが、番号ポータビリティを「絶好機」と睨むauは怒涛のラインアップを揃え、一気に攻勢をかける構えなりよ。

それでは新サービスの紹介に引き続き、新端末12機種のスペックや特徴を見ていくことにするなり。

◎W43H（日立製作所）
・2.6インチワイドQVGA（240×400）液晶を搭載。
・手ブレ・被写体ブレ軽減機能付き207万画素AF付きカメラを搭載。
・ワンセグに対応（連続視聴時間4時間15分）。
・ワンセグの動画は外部メモリにも保存可能。
・「EZニュースフラッシュ」「デコレーションメール」などの新サービスに対応。
・フルブラウザ「PCサイトビューアー」、ビジネス文書閲覧アプリ「PCドキュメントビューアー」搭載。
・「EZ Felica」に対応。ケータイクレジットの「QUICPay」をプリインストール。
・SDオーディオ対応の音楽再生機能を搭載。
・赤外線通信機能を搭載。
・ICレコーダー機能を搭載。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はミスティックバイオレット、メローホワイト、センシアルブルーの3色。

「W43H」は同じワンセグ対応の「W41H」をスリム化、連続視聴時間を延ばすなどの改良が加えられた後継端末。「W41H」は手に持ったときの感触がボテッとした感じだったなりが、「W43H」はかなりスマートに仕上がっており、大きさがネックで「W41H」をスルーした人にとっては、「W43H」は魅力的に映るかもしれないなりね。

◎W47T（東芝）
・下り3.1Mbps／上り1.8Mbpsの高速通信「EV-DO Rev.A」対応端末。
・2.6インチQVGA液晶を搭載。
・324万画素カメラを搭載。
・他社端末との通話も可能なテレビ電話に対応。
・データフォルダに大容量の100MBメモリを搭載。
・「EZニュースフラッシュ」「デコレーションメール」などの新サービスに対応。
・フルブラウザ「PCサイトビューアー」、ビジネス文書閲覧アプリ「PCドキュメントビューアー」搭載。
・「EZ Felica」に対応。ケータイクレジットの「QUICPay」をプリインストール。
・赤外線通信機能を搭載。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はエキゾチックオレンジ、シャンパンホワイト、アーバングレーの3色。

◎DRAPE W46T（東芝）
・下り3.1Mbps／上り1.8Mbpsの高速通信「EV-DO Rev.A」対応端末。
・ウォーターデザインスコープ代表の坂井直樹氏がプロデュース。
・2.6インチQVGA液晶を搭載。
・324万画素カメラを搭載。
・他社端末との通話も可能なテレビ電話に対応。
・データフォルダに大容量の100MBメモリを搭載。
・「EZニュースフラッシュ」「デコレーションメール」などの新サービスに対応。
・フルブラウザ「PCサイトビューアー」、ビジネス文書閲覧アプリ「PCドキュメントビューアー」搭載。
・赤外線通信機能を搭載。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はヴィクトリアンジェット、ブロンズ、シェルカメオの3色。

「W47T」と「DRAPE W46T」は基本性能はほぼ一緒、「EZ Felica」に対応している／していない、通常端末／デザイン端末の違いだけで、あとは同じ端末と考えて良いなりよ。今回の秋冬モデルではこの2つの端末だけが「EV-DO Rev.A」とテレビ電話に対応しており、12機種の中では最上位に位置づけられる端末なりね。

◎W43CA（カシオ計算機）
・2.6インチワイドQVGA液晶を搭載。
・手ブレ・被写体ブレ軽減機能付き207万画素AF付きカメラを搭載。
・「EZ Felica」に対応。ケータイクレジットの「QUICPay」をプリインストール。
・遠隔操作でデータ消去ができる「遠隔データ消去」機能を搭載。
・SDオーディオ対応の音楽再生機能を搭載。
・「EZニュースフラッシュ」「デコレーションメール」などの新サービスに対応。
・フルブラウザ「PCサイトビューアー」を搭載。
・赤外線通信機能を搭載。
・ICレコーダー機能を搭載。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はレッドポスト、ホワイトマグ、ネイビーインクの3色。

「W43CA」は女性ウケの良さそうな可愛らしい端末。「EZ Felica」をはじめ、多くの機能を搭載していながら、コンパクトにまとめられているなりよ。メールの送受信画面や待受画面、内蔵時計など、プリセットされているモノすべてが可愛らしく仕上がっているなり。

◎W43SA（三洋電機）
・2.4インチの広視野角IPS液晶を搭載。
・199万画素のAF付きカメラを搭載。
・ワンセグに対応（連続視聴時間4時間40分）。
・ワンセグの動画は外部メモリにも保存可能。
・SDオーディオ対応の音楽再生機能を搭載。
・「デコレーションメール」「絵しゃべりメール」などの新サービスに対応。
・フルブラウザ「PCサイトビューアー」を搭載。
・FMラジオ機能「EZ・FM」に対応。
・赤外線通信機能を搭載。
・ICレコーダー機能を搭載。
・頭の体操「クイズdeトレーニング」をプリセット。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はクレストイエロー、カララホワイト、ウッドブラウンの3色。

「W43SA」はワンセグに対応しながら、コンパクトなデザインを実現した端末。可倒式のアンテナ（ワンセグ／FM共用）を搭載しているため、移動中でも屋外でもクリアな映像を楽しむことができるのがポイントなりよ。また、斜めからでも色鮮やかな映像が見られる広視野角IPS液晶を搭載しているのもミソなりね。

◎W43S（ソニー・エリクソン）
・「BRAVIA」の技術を活かした2.7インチフルワイドQVGA液晶（240×432）を搭載。
・背面右側に6灯、左側に6灯のLEDを採用。
・着せ替えパネル「Style-Upパネル」に対応。
・「EZ Felica」に対応。ケータイクレジットの「QUICPay」をプリインストール。
・電子コンパスを内蔵。
・フルブラウザ「PCサイトビューアー」を搭載。
・防犯ブザーを搭載。
・赤外線通信機能を搭載。
・外部メモリはメモリースティックDuo／PRO Duo。
・本体色はモカブラウン、カームホワイト、アンビションレッドの3色。

「W43S」は良い意味で「ソニエリらしくない」端末。これまでソニー・エリクソンの端末はクセがあって使いにくいという声がチラホラと聞かれたなりが、「W43S」は大きさ、デザインともに万人が「良い」と思えるような、ニュートラルな雰囲気を上手く醸しだしているなりよ。それでいて従来からの「Style-Upパネル」路線を踏襲するなど、ソニー・エリクソンの良さも失っていないのが素敵なりね。

（つづく）