駅構内のDVD自動レンタル機「アスタラビスタ」の稼働スタート。

2006/08/26 12:04 Written by コ○助

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TSUTAYAやゲオといったレンタルビデオ店が近くにない、あったとしても学業や仕事が忙しくて営業時間内に借りに行くことができない……。そんな悩みを抱えている人は意外と多いと思うなり。最近はオンラインレンタルも充実してきたので、だいぶ状況は改善されてきているなりが、それでも郵送などの手間を考えるとリアル店舗のほうにまだまだ分がある印象。できることなら、会社や学校、自宅の近くにリアル店舗があって、思い立ったときにすぐ借りられるのが理想なりよね。

実際にレンタルビデオ店が新規にオープンするのは立地の問題などもあってそう簡単な話ではないなりが、ひょっとするとレンタルビデオ店に依存しなくても良い時代を連れてきてくれるかもしれない、画期的なサービスが25日から始まったなりよ。それが日本で初めて駅の構内に設置されたDVDの24時間自動レンタル機「アスタラビスタ」。さすがにリアル店舗のように豊富な在庫を取り揃えて……というわけにはいかないなりが、最新のヒット作品を中心に常時約20種類をラインアップ。設置面積が小さい、空いているスペースの多い駅構内という機動力の良さを活かして、今後設置台数を順次増やしていく計画なりよ。

第一弾として「アスタラビスタ」が設置されたのは、東京を走る地下鉄、東京メトロの10駅(上野、日本橋、表参道、大手町、四ツ谷、新宿、日比谷、六本木、溜池山王、麻布十番)。早速、六本木駅に設置された「アスタラビスタ」を見てきたので簡単にレポートしておくなりね。

「六本木駅の場合、設置されているのは売店の横にあるジュースの自動販売機の並び。遠目から見ても、特に違和感のある場所ではなかったなり。コ○助が訪れたのはサービスが始まった25日の午後だったなりが、近くにいた説明員によると、すでに数名が利用をしていたなりよ。設置場所から徒歩30秒のところにTSUTAYAがあることを考えれば、上々の滑り出しかもしれないなり。

借りるための操作はすべてタッチパネル。画面に表示されているタイトルをタッチして、指示に従って操作をしていくだけなりよ。レンタル料金の支払いはタッチパネルの脇にあるリーダーにクレジットカードを通すだけなので、これも簡単なりね。レンタル料金は24時間で350円。延滞金は24時間ごとに350円が発生する体系なので、一般的なレンタルビデオ店とそう大差はないなりか。一通りの操作が終わると、タッチパネルの下に備え付けられた取り出し口からDVDが排出される仕組みなり。

操作方法はタッチパネルの画面上だけでなく、ちゃんと図解入りで説明書きが用意されているので、戸惑うことはなさそうなりね。まあ借りたい作品をタッチ、クレジットカードで決済、DVD受け取りの3つの操作しかないに等しいので、何も難しいことはないなり。

返却は自動レンタル機に戻せば良いだけなりが、素敵なのは借りた場所と返す場所が違っていても大丈夫なこと。現在はまだ設置場所が少ないのであまりメリットを享受することができないなりが、将来的設置場所が増えてくれば、会社の近くで借りて自宅の近くで返すということもできるなりよ。

ちなみにサービス開始時点で借りられるタイトルには、次のような作品があるなり。

「THE 有頂天ホテル」、「ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女」、「Vフォー・ヴェンデッタ」、「男たちの大和/YAMATO」、「ホテル・ルワンダ」、「SAYURI」、「博士の愛した数式」、「シリアナ」、「輪廻」、「クラッシュ」、「エミリー・ローズ」、「サウンド・オブ・サンダー」、「アサルト13 要塞警察」、「ミュンヘン スペシャル・エディション」、「アンダーワールド2 エボリューション」、「子ぎつねヘレン」、「連理の枝」、「サイレン」、「タイフーン」など

一応、メジャーどころが押さえられている感じ。作品は随時入れ替えられるようなので、新作が出るたびに追加されるようなりよ。

将来的には駅だけでなく、コンビニやスーパー、カフェ、ファミレスなどへの設置も検討しているようで、当面の目標として年内に200台、3年以内に1万台の設置を目指しているのだとか。全国的に設置されるようになれば、借りた場所と返す場所が違っていても良いという利点を活かして、出張や旅行時のお供として人気が出るかもしれないなりよ。これからどのような展開を見せてくれるのか、注目しておきたいなりね。

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