“やる気のない”音楽で話題のグループ、栗コーダーカルテットとは。

2006/08/25 23:56 Written by コジマ

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ウクレレやリコーダーなどで有名な曲を演奏する音楽グループ、栗コーダーカルテットが話題になっている。その人気は予想外に高く、注文殺到のためCDが品切れ続出しているのだとか。彼らは一体何者なのだろうか。

栗コーダーカルテットは、1994年に結成されたグループ。解散した異色バンド・たまのメンバー知久寿焼のバックバンドを務めたことをきっかけになんとなく結成したのだとか。ウクレレやリコーダーなどで演奏するのだけれど、メンバー全員がリコーダーは素人だそう。

NHK教育テレビの「Jam the HOUSNAIL」や「ピタゴラスイッチ」、テレビ東京の「キョロちゃん」、映画「クイール」などのサウンドトラックを手がけるという業界ではなかなか知られた存在で、これまでにオリジナル・アルバム4枚、ベスト盤を1枚リリースしているのだ。

栗コーダーカルテットが最初に注目されたのは、昨年夏。映画「スター・ウォーズ エピソードIII/シスの復讐」の日本公開時にリリースした「帝国のマーチ」がネット上などで取り上げられ、“やる気のないダース・ベイダーのテーマ”として話題になったのだ。

そして今年、8月18日放送のテレビ朝日系音楽番組「ミュージックステーション」の「Mトピ」というコーナーで、7月にリリースしたアルバム『ウクレレ栗コーダー』が取り上げられたことによって、人気が爆発したのだ。

栗コーダーカルテットの特徴は、ウクレレとリコーダーを中心とした楽曲。気の抜けるような独特の音は、さまざまな意味でリラックスさせられるのだ。『ウクレレ栗コーダー』で取り上げているのは、モーツアルトの名曲「アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第一楽章」をはじめ、エルビス・プレスリーの「冷たくしないで」、ジョン・レノンの「パワー・トゥ・ザ・ピープル」、ディープ・パープルの「ハイウェイ・スター」、クイーンの「ボヘミアン・ラプソティ」などなど、聴きたくなるような曲ばかり。

どの曲も、一度聴くだけで頭をループすること間違いなし。夏に暑さに疲れた人は、じんわりとしみ込むようなウクレレとリコーダーが癒されてみてはいかが?

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