25年前に誕生したパーソナル・コンピュータ、そのスペックとお値段は?

2006/08/16 11:15 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ウォール真木の日常はメール・チェックから始まり、夜子どもたちが寝た後から始める narinari.comのコラム執筆、そしてそのアップロードが完了するまで、自分のノート・ブックPCに接続された生活をしております。本当にコンピューターが、インターネットがなかったら今の自分はありえないですねぇ。

さて、先週末の8月12日はなんと「パーソナル・コンピューター」が誕生してから25周年だった。四半世紀前のこの日、IBM社が現在の Windows PCの祖先といわれる、一般向けパーソナル・コンピューター "IBM 5150" を発表したのです。それまで一般大衆の間ではまだPCという名称があまり知られていなかったため、「PC といえば IBM」 という連想を生み出した機種でもあります。このマシンは、最初企業間で人気を博した後、一般家庭にも普及。初年で20万台を販売したそう。その4年前に "Apple II" が発売されていたにもかかわらず "IBM 5150" はその後、コンピューター革命の原動力になります。ところでこの初代PCの主要スペックなのですが、4.77MHzの8088 Intelプロセッサに16KバイトRAM。販売価格は1,565ドルでした。

しかし1,565ドルといっても、それは25年前の値段。1981年からの物価水準の変動を考慮すると、この価格は現在ではいったいどれぐらいになるのでしょうか? 米労働省、労働統計局 "Bureau of Labor Statistics, US Department of Labor" のオンライン・データ・ベースによると、1981年当時の1,565ドルの価値は、現在の物価に変換すると約3,493ドル。うーん、16K のハード・ドライブに3,493ドル(笑)。ちなみに今 DELL のサイトで調べたところ、3,000ドル程度のデスクトップPC は、"XPS 700" というモデル。ううむ……、25年前に比べると信じられないくらいのスペックの進化です(笑)。

ところで、今ではヴィンテージともいえる ”IBM 5150”。気になってeBay で調べてみたら、やっぱり人気のアイテムらしく、出品されているものにビッドが何個も付いていました。確かにレトロでマニアックなインテリアになるかもしれませんね(笑)。

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