タバコのポイ捨てで大ゲンカ、隣人同士のいざこざが招いた結末。

2006/08/11 11:39 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ウォール家がセントルイスで最初に住んだ家の隣人は、当時ティーンの子どもが2人いる家族でした。ある晩、その家のご両親が不在だったことをいいことに、この子どもたちが友人を呼んで、パーティを始めたのです。季節は夏、パーティは裏庭に面したベランダで大いに盛り上がり、音楽はガンガンだわ、ライトはこうこうと照らされるわ、かなりの迷惑(笑)。結局夜の10時ごろに近所の誰かが警察に電話。ティーンたちはやって来たポリスマンからお説教を食らって、やっと静かになったのでございます。

それにしても翌朝我が家の庭に出てみると隣家に面した芝生に、落ちているわ、落ちているわ、沢山のタバコの吸殻……。もちろんひとつ拾って、その足で隣人の玄関まで。ピンポーン!

隣のパパ:「やあ、真木」
ワタクシ:「デニス、これっ!(吸殻を突き出す)」
隣のパパ:「ありゃ……?」
ワタクシ:「私んちの庭にいっぱい落ちてるわよ。昨日子どもたちがパーティやってたでしょ?」
隣のパパ:「OK、 今すぐやつらに拾いに行かせるわ」
ワタクシ:「サンキュー」

とまぁ、こんな風に苦情がいえるのもここの両親が大変気さくなご夫婦で、いいお付き合いをさせて頂いていたから。文句をいい合うのも実に平和的です。これが少しでもわだかまりがあったり、仲の悪い隣人同士だったら、大ゲンカにもなりかねません。

しかし先日アラバマ州で起こった吸殻が原因の事件は、まさにその大ゲンカにまでなってしまったケース。ボビー・ジョー・レイ氏(42歳)と、マイケル・アラン・ブラッドフォード氏(24歳)はフェンスを隔てた民家に住む隣人同士。ある8月の朝、レイ氏の家に招かれていた客人がタバコを庭でタバコを吸ったのですが、その後マナーの悪いことに吸殻をポイ捨て。しかも落ちた先はブラッドフォード家の敷地内だったのです。

これに腹を立てたブラッドフォード氏がレイ氏にもの申したワケですが、これが売り言葉に買い言葉で次第に言い争いに……。近所の目撃者の話では、この怒鳴り合いは丸1日続いたそうです。しかもこのケンカがなんとレイ氏の真向かいに住んでいた彼の姉と、ブラッドフォード氏の奥さんにまで飛び火したからさらに大騒ぎに。彼女たちが取っ組み合いを始めると、そこに両氏も加わって4人が殴り合いという泥沼の展開になってしまいました。

最終的に警察が来て仲裁に入ったそうですが、もちろん4人はその場で逮捕。うち3人はケガで病院送りにもなってしまいました。とほほ(涙)。しかしたったひとつの吸殻で、ここまで大騒ぎになるとは……。やっぱり近所付き合いには気をつけないといけませんねぇ。

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