大阪で話題、シム・レッドモンド・バンドの「HANSHIN TIGERS」。

2006/08/10 21:38 Written by コジマ

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ゆったりとしたアコースティック・サウンドが人気の米ロックバンド、シム・レッドモンド・バンド。ボーカルのシム・レッドモンドの透明な声や美しいハーモニー、そしてレゲエやカリビアン・ミュージックなどを取り入れた多彩な楽曲が魅力なのだ。そんなシム・レッドモンド・バンドが7月にリリースした最新アルバム『Each New Day』に収録されている楽曲が、日本の特に大阪で話題を呼んでいる。その曲のタイトルはズバリ「HANSHIN TIGERS」なのだ。

「HANSHIN TIGERS」はもちろん、日本のプロ野球球団、阪神タイガースのこと。しかし、シム・レッドモンド・バンドのメンバーに同球団のファンがいるわけではない。実は、阪神が優勝した2005年9月、シム・レッドモンド・バンドのメンバーは来日公演のため大阪に滞在していたのだ。その際、歓喜に沸き道頓堀にダイブする阪神ファンの姿に、ソングライターのシムが感動し、その日のうちに書き下ろした曲なのだ。

こんなタイトルなだけに、きっとどんちゃん騒ぎの激しい曲、またはみんなで合唱するような楽しい曲を想像してしまうのだけれど、リッスンジャパンで試聴してみると、 イントロのピアノも美しいバラード曲になっていてびっくり。シムの目にはきっと、ダイブする姿がスローモーションに見えたのだろう。しかし、歌詞は「ハンシンタイガ〜ス イ〜チバ〜ン」を繰り返すのみ。このギャップに笑ってしまったのだ。

この曲、大阪のFM局などで紹介されるや否や、問い合わせが殺到しているのだとか。今年もし阪神が優勝したら、優勝までの軌跡を追うVTRのBGMとして使われそうなのだ。しかし、道頓堀ダイブを見てこんな美しい曲を書くとは、シムおそるべし。

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