アメリカ人が子供によく教えるジョークというか、教訓に
「ニンジンを食べると目が良くなるのよ。だってメガネをかけているウサギなんて見たことないでしょう?」
というのがあります。これ、ニンジン嫌いの子供に親がいうんだそうですよ。ちなみにニンジンが大好きで、生をおやつ代わりにボリボリ食す我が家の長女は最近「メガネっ子」になりましたが(笑)。まあ彼女の場合遺伝ですけどね。父も母も近視です……。
なにはともあれ、ニンジンといえば体内でビタミンAに変わるという栄養素カロテンが豊富で、これは視力回復の効能があるとして知られています。だからニンジンは目に良いというのはウソじゃありません。しかし先日コネチカット州で起こった事件は、なんとニンジンのせいで目に大怪我してしまったという女性のお話。
パメラ・ヴェクシーさん46歳は、なんと夫のロデリックさん46歳と夫婦喧嘩の末に彼が投げつけたニンジンの破片が片目に当たってしまいました。当たり方が強かった上に場所も悪かったせいか、彼女はその直後、病院に運ばれるほど深い傷を目に負ってしまったのです。そして医師が6時間にもおよぶ手術で彼女の目を救おうとしたのですが、なんと最終的にはパメラさんの目は失明してしまったとか。
ロデリックさんは暴行の罪で逮捕され(ニンジン投げられて失明もイヤですが、ニンジン投げただけで逮捕というのももっと辛いですねぇ)、すでに裁判も始まっているそうです。しかし彼は「不幸な事故」だったとして沈黙を守り、今は500ドルの保釈金を支払って釈放されています。
それにしてもニンジンって当たり所によっては思いもよらないほどの凶器になるのですねぇ……。