ニンテンドーDSで気軽にインターネットが楽しめる。そんな触れ込みの「ニンテンドーDSブラウザー」が7月24日に発売されるなりが、発売日に先駆けて、14日からオンラインでの予約受付が始まっているなりよ。すでに携帯ゲーム機では「PSP」にブラウザが提供されているなりが、ニンテンドーDSは幅広い年代に普及していることに加え、タッチペンによる軽快なウェブブラウジングができるという特性を持っているため、どの程度ネットユーザーを底上げできるのか、そのあたりも注目されているなりね。

そんな「ニンテンドーDSブラウザー」はどのようなコンセプトで開発されたものなのか。開発陣にインプレスが直撃したインタビューが掲載されているなり。興味ある人も多いと思うので、少し見ておくことにするなりね。

「Operaさんとの交渉を始めたのが2005年の初めくらいです」
「（通信速度は）詳しい測定はしていませんが、約1Mbpsくらいでしょうか」
「（無線LANが使えるファストフードでは）ニンテンドーDSを持っている子供はよく見かけます。そういった街のショップを見つけて気軽にメールをチェックしたりといった使い方が広がっていけば、と期待しています」
「PCに比べて力が劣る点はありますが、それでもPC用のホームページを快適に閲覧できるようにしたかった」
「気軽に『ながら』で使えるブラウザーです。掲示板やSNS、ブログもこれ1台で楽しめるよう、文字入力にジャストシステムさんのATOKを採用したり、手書き文字の認識にも対応しました。入力インターフェイスにはこだわって作っています」

パソコンに比べると圧倒的にスペックが劣る携帯ゲーム機ゆえ、最初から背伸びはせずに、かなり割り切った仕様なのが「ニンテンドーDSブラウザー」の特徴。例えばFlashの再生には対応していなかったり、Cookieを保存する機能がないので、ログインが必要なサービスには毎回IDとパスワードを入力しなければいけなかったりと、パソコンでインターネットを見るのと比べたら不便だと感じるところは多々ありそうなりが、起動が速い、タッチペンが使える、持ち運びしやすいといった利点があるのも確かなりよ。うまく使い分けることができれば、「ニンテンドーDSブラウザー」にもしっかり活躍の場を与えられそうなり。

ニンテンドーDSでネットを利用するには無線LAN環境が必須のため、敷居は決して低いわけではないなりが、最近は都市部では街中の無線LANスポットが増えているし、家庭内のパソコン利用のために無線LAN環境を整えているユーザーならば、楽しく使うことができそうなりよね。ニンテンドーDSの可能性を広げるかもしれない「ニンテンドーDSブラウザー」。要チェックなり。