歌舞伎の世界のみならず、いまや日本の映画界にとっても欠かすことができない役者になった中村獅童。ジェット・リー主演の「SPIRIT」やクリント・イーストウッド監督の新作「硫黄島からの手紙」にも出演するなど、活動の幅をハリウッドまで広げ、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いなりよね。コ○助も「ピンポン」での熱演を観て以降、すっかり中村獅童の演技に魅了されてきたクチ。クセのある役柄を演じることが多いなりが、「いま、会いにゆきます」のような、「優しいパパ」の雰囲気も悪くなく、出演作のたびに変わる「顔」をいつも楽しみにしているなりよ。

そんな中村獅童に残念なニュースが出ているなり。なんでも12日の午前4時頃、東京都世田谷区三軒茶屋1丁目の国道246号の交差点で、パトカーが信号無視をする車を発見。停車させ確認すると、運転していたのが中村獅童と判明。その場で検査を行ったところ、呼気からアルコールが検出され、酒気帯び運転をしていたことが明らかになったなりね。これにより、近く道交法違反の疑いで書類送検されることになったなりよ。重大な事故を起こしたわけではないとはいえ、危険運転致死傷罪が2001年に施行されて以降、飲酒運転に対する関心が高まりを見せる中で、中村獅童の意識が低かったことは否めないなりよね。

ちなみに検知されたアルコール量は呼気1リットル当たり0.35ミリリットル。現在の基準で「酒酔い運転」にあたるのは、呼気の場合0.15ミリリットルからなので、それなりの量を飲んでいたことが分かるなり。

この件について、中村獅童は12日に記者会見を開き、次のように語っているなりよ。（スポーツニッポン、時事通信より）

「深く反省しております。役者である前に、人間として愚かだった」
「（6、7時間前に）飛行機の中でシャンパンを飲んだのは事実ですし、言い訳のしようがない。甘えがあった」
「（自宅を）午後11時すぎに出て、（港区）西麻布のカフェバーで食事をした。仲間は飲み、自分はウーロン茶だけだが、言い訳にしかならない」
「（同乗者は）友人の女性ですが、いろいろ思われても仕方がない。浅はかだった」

反省の弁についてはとりあえず良いとして。本人も「いろいろ思われても仕方がない」と語っている同乗者の女性の存在も気になるところなりよね。記者会見では「会食した仲間の1人で一般人。妻も知っている女性」（サンケイスポーツより）と説明しているなりが、ネットではモデルの橋本麗香ではないか、との噂も出ているなりよ。

もし、飲酒運転と同時に不倫も発覚したのだとしたら。当然のことながら昨年6月に入籍した竹内結子との関係に与える影響も懸念されるなりよ。これまですれ違いの生活や、竹内結子と中村獅童の母による「嫁姑問題」、竹内結子の女優復帰熱などが盛んに報じられるなど、離婚の可能性が常に取り沙汰されてきているだけに、今回の一件が大ごとへの引き金にならなければ良いなりが……。

今回の一件を受けて、中村獅童は出演が決まっていた連続ドラマへの出演を自ら辞退。CMや映画に引っ張りだこの売れっ子俳優ゆえ、仕事への影響も徐々に出てくる可能性も否定はできないなりよ。軽い気持ちでしてしまった酒気帯び運転のツケは、大きくなるかもしれないなりね。