時代が進むにつれて機械はどんどん進化していくのだけれど、それにつれて身の回りのものも様変わりしていく。子供のころはまさかこれほどパソコンを日常的に使うなんて思わなかったし、そのパソコンで音楽や映像を視聴するなんて考えもしなかったのだ。そんな「身の回りのもので、以前はよく使っていたが最近使用頻度が減ったと思うもの」に対するアンケートを調査会社のディムスドライブが行ったところ、ハードディスクレコーダーやDVDレコーダーに押されてすっかり出番のなくなったビデオデッキが1位に挙げられたのだ。
調査は、6月15〜20日に全国の男女5544人を対象にインターネットを介して行われた。年齢・性別による分布は、20歳未満男性が71人、女性が124人、20代男性が353人、女性が651人、30代男性が462人、女性が652人、40代男性が614人、女性が524人、50代男性が787人、女性が518人、60歳以上男性が623人、女性が165人となっている。
その結果、1位の「ビデオデッキ」のほか、2位の「CDプレーヤー」、4位の「固定電話(自宅の電話)」、7位の「MDプレーヤー」、9位の「テレホンカード・公衆電話」、10位の「フイルム式カメラ」など、機器の進化や新たな機器の登場による変化が如実に出ているのだ。また6位の「腕時計」も、携帯電話で時間を確認しているようで、こちらも機器の進化による淘汰と言えるのではないだろうか。
このほか、男性で多かったのが「自転車」で、ぼくも駅に近い場所に引っ越してから全く乗らなくなってしまったのだ。「テレビゲーム機」は、20歳未満と20代の男性では1位、20歳未満の女性と30歳代男性で2位になっている。そういえば、ここ数年ゲームやってないなあ。不思議なのは女性の「化粧品」。20代以上ではすべて上位に入っており、20代女性では1位に選ばれているのだ。ちょっとした外出時には化粧をしなくなったということだろうか。
年齢別では、20歳未満の男女で「鉛筆」が上位に入っており、男性では「シャープペンシル」もランクイン。キーボードで文章を書く機会が増えたためなのかな。50代男性では「万年筆」や「ネクタイ」、女性では「ジューサーミキサー」や「ミシン」、60歳以上男性では「スーツ」や「ネクタイ」、女性では「蚊取り線香」や「アイロン」などが上位に入っており、それぞれの年代で特徴が出ているのだ。
ぼくが使わなくなったものを考えると、カセットやMDプレーヤー、テレビゲーム機、自転車、固定電話、テレホンカードなど、ほぼ30代男性と同じなのだけど、ハードディスクレコーダーを購入してないためビデオデッキはいまだに現役だし、腕時計も好きだから着けているのだ。CDはよく買っているし、買ってすぐ聴きたいから携帯オーディオ端末も「CDウォークマン」を使っているのだ。うーん、微妙に時代についていってないのかな。ここにないもので使わなくなったと言えば、原付ぐらいだろうか。みなさんが使わなくなったものはありますか?
☆アンケート結果(対象5544人)※ディムスドライブ調べ
1. ビデオデッキ(142人)
2. CDプレーヤー(115人)
3. テレビゲーム機(101人)
4. 固定電話(自宅の電話)(96人)
5. 自転車(89人)
6. 腕時計(88人)
7. MDプレーヤー(80人)
8. 化粧品(78人)
9. テレホンカード・公衆電話(74人)
10. フイルム式カメラ(73人)