7月21日に神宮球場、22日にサンマリンスタジアム宮崎で開催されるプロ野球のオールスターゲーム。今年はサッカーのワールドカップイヤーということもあり、例年に比べると今年のプロ野球は先日まで行われていた交流戦も含めてやや静かな印象があるなりが、それでも毎年恒例のオールスターゲームを楽しみにしているプロ野球ファンは多いなりよね。3日にファン投票の最終結果が発表されたので、どのような選手が選出されたのか、まずは確認しておくことにするなり（成績は7月3日現在）。

・セ・リーグ
［先発］川上憲伸（中日）／14試合、9勝1敗、防御率1.47
［中継ぎ］藤川球児（阪神）／38試合、3勝0敗3セーブ、防御率0.18
［抑え］M・クルーン（横浜）／25試合、1勝3敗14セーブ、防御率3.86
［捕手］古田敦也（ヤクルト）／打率.244、0本塁打、8打点
［一塁］A・シーツ（阪神）／打率.314、11本塁打、43打点
［二塁］藤本敦士（阪神）／打率.259、1本塁打、15打点
［三塁］小久保裕紀（巨人）／打率.278、13本塁打、40打点
［遊撃］鳥谷敬（阪神）／打率.299、6本塁打、29打点
［外野1］福留孝介（中日）／打率.350、15本塁打、49打点
［外野2］金本知憲（阪神）／打率.295、11本塁打、38打点
［外野3］赤星憲広（阪神）／打率.297、0本塁打、12打点

・パ・リーグ
［先発］松坂大輔（西武）／13試合、9勝2敗、防御率2.05
［中継ぎ］菊地原毅（オリックス）／31試合、1勝1敗1セーブ、防御率2.96
［抑え］馬原孝浩（ソフトバンク）／29試合、0勝3敗18セーブ、防御率2.23
［捕手］里崎智也（ロッテ）／打率.273、10本塁打、37打点
［一塁］小笠原道大（日本ハム）／打率.296、14本塁打、47打点
［二塁］本間満（ソフトバンク）／打率.262、2本塁打、23打点
［三塁］今江敏晃（ロッテ）／打率.284、7本塁打、36打点
［遊撃］川崎宗則（ソフトバンク）／打率.280、2本塁打、13打点
［外野1］SHINJO（日本ハム）／打率.261、12本塁打、37打点
［外野2］柴原洋（ソフトバンク）／打率.300、2本塁打、35打点
［外野3］谷佳知（オリックス）／打率.268、3本塁打、18打点
［DH］清原和博（オリックス）／打率.243、5本塁打、19打点

残念ながら、セ・リーグでは広島、パ・リーグでは楽天からのファン投票選出が無かったなりよ。セ・リーグのファン投票は毎年、阪神勢が圧倒するケースが目立つなりが、今年はあまりチーム状態が良くないことをそのまま反映して、例年よりは少ない人数となっているなりね。それでも5人選出は最多ではあるなりが。

注目は、ファン投票の得票数が全選手中トップだったオリックスの清原和博内野手。けがをしがちで思うような成績が残せないでいるなりが、オールスターゲームでは異常な勝負強さを発揮する「お祭り男」への期待がバッチリ現れた結果となったなりね。成績、年齢的なことを考えると、今後そう多くはオールスターゲームに出場する機会はないはずなので、しかと「お祭り男」の活躍を目に焼き付けておきたいところなり。そういう意味では、すでに今期限りでの現役引退を表明している日本ハムのSHINJO外野手も見逃すわけにはいかないなりね。

ほかの注目は西武の松坂大輔投手。松坂投手がオールスターゲームに出場するのはいつものことなりが、今オフにはメジャーリーグに移籍すると噂されているだけに、ひょっとすると今年が日本のオールスターゲームへの出場は最後になるかもしれないなりよ。スポーツ紙の中には早くも「最後の球宴で9者連続奪三振を狙う」と煽っているところも。

年に一度（2試合）のプロ野球のオールスターゲーム。ワールドカップも良いなりが、ぜひプロ野球にもご注目を！