「変わりGoogleロゴ」のデザイナーが語るデザイン観。

2006/06/13 15:41 Written by コ○助

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日々の作業の中で圧倒的な利用頻度を誇るネットサービスといえば、何と言ってもGoogle。サイトを探すとき、分からない言葉を調べるときなどにサクッと検索をかけるのは、もはや歯磨き並の「生活に溶け込んだ行為」と言っても過言ではないなりよ。もしGoogleがこの世に無かったら……。きっと今の仕事ができないのではないか、と思ってしまうほど、コ○助にとっては代替えのきかない依存性の高いサービスと言えるなり。だって、Googleを利用しない日は、一年の中で一日もないなりからね(笑)。

そんな感じで毎日Googleを利用していると、検索結果の左上やトップページに、時折、いつもとは異なるGoogleのロゴが現れることに気が付くなりよ。ネットに詳しい人の間ではもはや「常識」になっていることではあるなりが、あまり普段からネットに触れていなければ、視界に飛び込んでくることなく流されてしまうかもしれないなりね。

このGoogleのロゴ、実は何かの記念日や大きなイベントなどのタイミングで、それらに合ったデザインが加えられて登場する「Holiday Logo」と呼ばれるもの。例えば最近だと5月22日の「コナン・ドイルの誕生日」にはシャーロック・ホームズをあしらったロゴが、アイルランド最大の祝祭日である3月17日の「セント・パトリック・デイ」には、この日の象徴的なカラーである緑をあしらったロゴが登場するなど、ユーザーの目を常に楽しませてくれるなりね。世界の祝祭日やイベントがテーマとなっているため、日本にはなじみのないデザインが登場したときには「今日は何の日だ?」と考えさせてくれることもしばしば。毎度、ロゴが変わるのを楽しみにしている人は多いなりよ。

こうした仕掛けを作っているのは、「世界一有名な無名デザイナー」と評されることもある、GoogleのDennis Hwang氏。そのDennis Hwang氏がPCWEBのインタビューで、「Holiday Logo」について語っているなりよ。興味深い内容だったので、少し見ておくことにするなりね。

「1年に50は作ります。オリンピック期間は毎日変えるので、全部で少なくとも300、おそらく400以上にはなるかと。毎年ある『子どもの日』などは、新しいデザインを考えることがだんだん大変になっています」
「Googleのカラーにあったものかどうかを、常に考えるようにしている」
「(ロゴ制作時間の)最長は日本の『七五三』。千歳飴の袋などにも形式がありますし、間違ったことは描けないので、時間がかかりました」
「Googleは(自社の)ロゴに手を加えた最初の企業ですが、ユーザーは楽しんでくれています。ユーザーの感じがちなコンピュータの冷たさを、ロゴ(を変化させること)で和らげたり、企業のパーソナリティを伝えられたらと。そうやって楽しみたいんです」

企業のロゴは決しては変えてはならない、というのがマーケティングの常識。でも、そこにあえて手を加えたのはGoogleが初めてだったとDennis Hwang氏は語っているなりね。確かにコ○助を含めてロゴが変わるのを楽しみにしている人は多いので、Googleの狙いはズバリ。こういう遊び心がある企業は素敵なりよね。

これからも末永く、楽しいロゴを見せ続けて欲しいものなり。

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