小さな頃の親の呼び方を変えるというのは、何かときっかけが必要なこと。ぼくも対外的には父親の「おやじ」と言ってるけど、本人の前ではどうしても「お父さん」から抜け出せないでいるのだ。そんな父親の呼称について、「キリンお酒と生活文化研究所」が調査したところ、「お父さん」と呼んでいる人が全体で6割を超え、男女それぞれでも1位だったことが分かったのだ。また、ライオンの行った別の調査では、娘に口臭を指摘されて歯科に通うようになった父親も増えているのだとか。

父親の呼び方についての調査は、同研究所が全国20歳以上の男女5407人を対象にインターネットを使って行った「『父の日』に関する意識調査』の1項目だった。それによると、

1.　お父さん　　　　61.4％（男性44.7%、女性76.9％）
2.　おやじ　　　　　17.6％（同35.1％、1.4％）
3.　パパ　　　　　　　5.0％（同0.8％、8.8％）
4.　その他／　　　13.8％（同18.0％、10.0％）
特に決めていない　
5.　あだ名で呼ぶ　1.6％（同1.0％、2.2％）
6.　名前で呼ぶ　　0.6％（男性0.4％、女性0.7％）

という結果になったのだ。総合でも男女別でも「お父さん」が1位になったわけだけども、男性のなかでは、ぼくのように外に対しては「おやじ」と呼んでいる人がいるに違いない。また、「おやじ」と呼んでいる女性が1.4％もいることには驚いたのだ。うーん、ちょっと乱暴な気が……。関西圏で多い「おとん」というのは、「その他」に入るのかな。名前で呼ぶ人が意外と少なく、あだ名で呼ぶ女性が結構いるのが面白いのだ。しかし、「特に決めていない」という答えに該当する人がいるのだろうか。毎回呼び方が違うなんて、お父さんは困っちゃうのだ。

同調査ではこのほかの結果も発表しており、「父の日に何をする予定ですか？」（複数回答）では1位が「プレゼント贈る」（54.9％）となっているのだけれど、2位は「特に何もしない」（26.3％）と悲しい結果も出ているのだ。また、普段お父さんと酒を飲むかについては、「よく飲む」が11.6％、「たまに飲む」が47.1％で、一緒に飲む人が58.7％のぼることが分かったのだ。また、「飲まない」と答えた人でも39.3％の人が「飲みたいと思う」としているのだ。ぼくも年に十数回、2人きりとなると年に1〜2回しか飲みにいかない。18日の父の日は、久しぶりに酒でも飲みにいこうかなあ。

ライオンが行った別の調査では、15〜25歳の女性とそのお父さんに対する質問で、娘の4割が「父親の口臭が気になる」と答えており、半数以上のお父さんが娘に口臭を指摘された経験があるという結果が出たそうなのだ。そのせいで、よく歯を磨くようになったり（37％）、食後つまようじできれいにしたり（26％）するほか、虫歯や歯周病の治療のために歯科に通うようになったお父さんが22％にものぼったのだそう。うーん、治療に行くようになったのはよいことだけど、あまりキツイ言い方でお父さんを罵倒しないでほしいなあと、将来お父さんになるであろうぼくは願ってしまうのだ。でも、口臭を指摘されて「失礼な！」と娘をしかったお父さんも7.4いたそう。うーん、かっちょいいけど、その後こっそり歯医者さんに通ってたりして。