ウォシャウスキー兄弟監督で「マッハGoGoGo」が実写映画化へ?

2006/06/07 12:19 Written by コジマ

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1967〜68年に放送されたタツノコプロ制作のカーレース・アニメ「マッハGoGoGo」。日本だけでなく、米国でも「Speed Racer」というタイトルで吹き替え版が放送され、主人公・三船剛(米国版ではタイトルと同じSpeed Racerという名前だった)が搭乗する流線型のマシン「マッハ号」のかっこよさが、日米の子供心をがっちりとつかんでいたのだ。現在でもクエンティン・タランティーノ監督ほか著名人のファンも多い「マッハGoGoGo」の実写映画「Speed Racer:The Movie」の制作が企画されているそうなのだ。監督は映画「マトリックス」シリーズなどで有名なウォシャウスキー兄弟。脚本も担当するのだとか。

「マッハGoGoGo」が放送されていた当時、ぼくは生まれていなかったのだけれど、再放送などで何度か目にしたことはあったのだ。特に、テーマ曲はCMなどで使われているため、今の若い人も知っているんじゃないかな。YouTubeで日本版米国版の両方のオープニングテーマを見ることができるのだけれど、米国版では導入部のドラム音がなかったりなど、ちょっとした違いがあるのが確認できるのだ。

放送終了からだいぶ経つのに、公式サイトが作られていたり、たくさんのグッズが販売されていたりなど、現在においては日本より米国のほうが人気が高いのかもしれない。ちなみに、93年に米国(タイトルは「The New Adventures of Speed Racer」)、97年には日本でリメイク版が制作・放送されている。

「マッハGoGoGo」の実写リメイクなら、映画「パルプ・フィクション」で出演者のエリック・ストルツ(ヘロインの売人役)に「Speed Racer」のTシャツを着せたり、映画「キル・ビル」で栗山千明の役名をゴーゴー夕張とするなど「マッハGoGoGo」のコアなファンとして有名なタランティーノ監督が制作すると思っていたのだけれど、ウォッシャウスキー兄弟が担当することになりそうなのだ。制作の正式発表がまだのためウォシャウスキー兄弟のコメントも発表されていないのだけれど、「マトリックス」を日本のアニメにインスパイアされて作るなど、アニメには造詣の深い監督だけに、これは期待できそうなのだ。マッハ号はパチスロのマッハGoGoGoの公式サイトにあるCGのような感じになるのだろうか。マッハ号に付いているさまざまなギミックの再現も気になるところなのだ。

現在、無料動画配信のGyaOで第5話〜第8話が視聴できるので、「マッハGoGoGo」を見たことがない人は、ぜひ。このレトロ感は、逆におしゃれなのだ。余談だけど、ウォシャウスキー兄弟の兄、ラリーは性転換手術を決意したのだそう。以前から女装癖などが話題になっていたラリーなだけにこのニュースはそれほど驚かなかったけれど、手術が完了したら「ウォシャウスキー姉弟」と呼ばなきゃならないのだろうか。

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