ゆでたまごの嶋田隆司氏が語る「キン肉マン」誕生秘話。

2006/06/01 13:07 Written by コ○助

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20代後半から30代前半の人はもちろん、再ブームを目の当たりにしている20代前半の人も含めて、多くのファンに支持されてきた「キン肉マン」。1979年の「週刊少年ジャンプ」への連載スタートから27年目を迎えた今春には、格闘ゲーム「キン肉マン マッスルグランプリ」が登場(現在はアーケード版のみ)し、日夜熱いバトルが繰り広げられるなど、その人気は今なお健在なりよね。

年齢的にコ○助は「キン肉マン」で育ってきた世代。小学生の頃には、学校では「キン消し(キン肉マン消しゴム)」で遊び、通学時には「週刊少年ジャンプ」の連載を読み、自宅ではファミコンの「キン肉マン マッスルタッグマッチ」をプレイ。一時は生活のほとんどが「キン肉マン」で埋め尽くされていたこともあったほどなりよ。でも、これは決してコ○助が熱狂的なファンだったから、ということではなく、恐らく同じような小学生時代を過ごした人は多いのでは。それくらい、社会現象に近いブームを巻き起こしていたなりよね。ちなみにファミコンのソフトは100万本近く売れたらしいなりよ。コ○助も当然のように所有していたクチ。ミートくんが投げる光る球を取るのに必死になっていたのをよく覚えているなり(笑)。

そんな「キン肉マン」の作者であるゆでたまごは嶋田隆司氏と中井義則氏の2人のマンガ家によるペンネーム。2人のうち、嶋田氏のほうがオールアバウトのインタビューで、誕生秘話や苦労話などを語っているなりよ。「キン肉マン」世代にはたまらないインタビューなので、その内容を少し見ておくことにするなりね。

「(中井氏との)出会いはね、小学校4年生の時に彼がうちの小学校に転校してきたんです。クラスは違ったんですけど、同じ団地に住んでたんですよ。バス通学だったんですけど、行き帰りで時々一緒になって……。で、当時、僕はもうキン肉マンを描いていたんですよ、ノートに」
「(一番好きな超人は)ラーメンマンです。ちなみに、うちの相棒はテリーマン」
「(技の数々は)二人で技を掛け合ったりしましたね。プロレスとか格闘技をずっと見てたからか、突然パッと浮かんでくるんですよ。持ち上げて、ここで足とったらどうなるかなって」
「(読者に伝えたいのは)僕らは友情がテーマなので“友達がいっぱいいる”ってことなんですよね。楽しくて、助け合えることも多い。だから、昔から言っていることは“友達を沢山持ってください”ってことなんです」

一部マニアの間では知られた話ではあるなりが、「キン肉マン」の原型は中井氏がすでに小学校の頃に描いていたという事実。それが何十年もの長きに渡って、多くの人を虜にするマンガになるとは、中井氏の才能には脱帽してしまうなり。「キン肉マン」がヒットした背景には、当時のプロレスブームに乗っかったという幸運もあるとはいえ、個々の超人の魅力を存分に引き出したのは、もちろんゆでたまごの2人の力によるもの。「キン肉マン」の話題になると、きっとコ○助と同じ世代の人なら、超人の一人や二人は熱く語れると思うなりよ。それくらい魅力あふれる超人が多かったなりよね。

ちなみに、ベタではあるなりがコ○助はウォーズマンが好き。「超人オリンピック・ザ・ビックファイト」でのティーパックマンの試合で、序盤は苦戦を強いられるも、最後にはスクリュードライバーを決めて撃破。ティーパックマンの頭をもいで、ウォーズマンが紅茶を飲むシーンが実に印象深かったなりよ。無表情(当たり前)なのがまたニヒルな感じで好きだったなり。

皆さんは「キン肉マン」への思い入れはあるなりか? 最近は関連商品もまた続々と登場しているので、久々に「キン肉マン」の世界に触れてみるのも良いかもしれないなりね。ぜひぜひ。

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