ビースティ・ボーイズの映画「撮られっぱなし天国」が日本公開決定。

2006/05/19 12:38 Written by コジマ

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1980年代後半、ハードコア・パンクからヒップホップへと華麗なる転身を遂げたビースティ・ボーイズ。当時小〜中学生だったぼくも聴きまくったのだけれど、彼らの“キッズくさい”音楽は、現在もがっちりとファンの心をつかんでいるのだ。そんなビースティーズが04年10月にニューヨークのマジソン・スクウェア・ガーデンで行ったライブの映像をもとに制作したドキュメンタリー映画「ビースティ・ボーイズの撮られっぱなし天国」(原題:「Awesome: I Fuckin' Shot That!」、ナサニエル・ホーンブロウワー監督)が、7月から日本でも公開されるのだ。

この映画の画期的なところは、通常のライブ映像とともに、ファンへ貸し出された50台の小型ビデオカメラで撮影された映像を使用していること。彼らにヒップホップを注入したランDMCのDMCや俳優のベン・スティラーらも駆けつけた客席の興奮を、まるでファンによる隠し撮りのような粗い映像でリアルに伝えているのだ。

監督のナサニエル・ホーンブロウワーとは、メンバーのMCAことアダム・ヤウクの映像作家としての名前。同監督は延べ100時間にも及ぶ映像素材を1年間かけて編集、ビースティーズの映像制作会社であるオシロスコープ・フィルムが100万ドル(約1億1000万円)をかけて制作した。ちなみに、アダムはホーンブロウワー名義で短編映画「A Day In The Life of Nathanial Hornblower」などを制作している。

コンサートが行われた04年は、6月に6年ぶりとなるアルバム『トゥ・ザ・5ボローズ』を発表。米ビルボードチャートでヴェルヴェット・リヴォルヴァーやアッシャーらを抑えて初登場1位を獲得し、グラミー賞でも3部門にノミネートされた。日本でもSUMMER SONICや武道館(05年)などでライブを行ったのだ。

「撮られっぱなし天国」は、7月29日より東京・渋谷シネマライズ、8月5日より大阪・梅田ガーデンシネマにてレイトショー公開とのこと。グッズ販売なんかもあるのかなあ。それにしても、メンバーがライトセーバーを持ってポーズを決めているポスターはかっちょいいのだ。ちなみにビースティーズは、MTV JAPANで放映されていた「トレインサーファー」(中尾浩之監督)にも出演している。DVDも発売されているので、気になる人はチェックなのだ。

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