これまで「iMac」「Mac mini」「MacBook Pro」と、順を追ってインテルのCPUに対応、いわゆる「Intel Mac」への移行を進めてきたアップル・コンピュータなりが、残すところは「iBook」と「Power Mac」の置き換えのみ。コンシューマ向けの製品は「iBook」だけだったので、「安価なMacノート」を希望する人からは、製品登場を待ち望む声が多かったなりよ。そして、ついに16日、インテルのCPUを搭載した「iBook」の後継機「MacBook」3モデルが発表されたなり。

新しく発表された「MacBook」はインテルのCPUを搭載しているほかに、最上位モデルは本体色がブラックになったことが大きな特徴。「iBook」は「白パソ」と呼ばれる、白いカラーリングのノートパソコンブームのさきがけだったなりが、かつてアップルのノートパソコンはブラックを基調にしたモノだっただけに、「MacBook」でブラックモデルが「復活」したことに、Macコミュニティ界隈では驚きと歓迎の意向を示すユーザーが多いなりね。「Power Book G3」の愛用者だった過去を持つコ○助も、もちろん「MacBook」のブラックモデルには物欲がうずきまくりなりよ（笑）。

では、簡単に「MacBook」のスペックや特徴をまとめておくなりね。

［1.83 GHz、13インチMacBook（ホワイトモデル）］
・13.3インチクリアワイドスクリーン液晶（1280×800）を搭載。
・CPUは1.83 GHz Intel Core Duoプロセッサ。
・メモリは512MB DDR2 SDRAM（2GBまで拡張可能）。
・HDDは60GB。
・DVD-ROM/CD-RWのスロットローディング式コンボドライブ。
・iSightビデオカメラを内蔵。
・Gigabit Ethernetポートを搭載。
・USB 2.0ポート×2、FireWire® 400ポート×1を搭載。
・重量は2.36kg。
・価格は134,800円。

［2.0 GHz、13インチMacBook（ホワイトモデル）］
・13.3インチクリアワイドスクリーン液晶（1280×800）を搭載。
・CPUは2.0 GHz Intel Core Duoプロセッサ 。
・メモリは512MB DDR2 SDRAM（2GBまで拡張可能）。
・HDDは60GB。
・DVD±RW/CD-RWのスロットローディング式SuperDrive。
・iSightビデオカメラを内蔵。
・Gigabit Ethernetポートを搭載。
・USB 2.0ポート×2、FireWire® 400ポート×1を搭載。
・重量は2.36kg。
・価格は159,800円。

［2.0 GHz、13インチMacBook（ブラックモデル）］
・13.3インチクリアワイドスクリーン液晶（1280×800）を搭載。
・CPUは2.0 GHz Intel Core Duoプロセッサ 。
・メモリは512MB DDR2 SDRAM（2GBまで拡張可能）。
・HDDは80GB。
・DVD±RW/CD-RWのスロットローディング式SuperDrive。
・iSightビデオカメラを内蔵。
・Gigabit Ethernetポートを搭載。
・USB 2.0ポート×2、FireWire® 400ポート×1を搭載。
・重量は2.36kg。
・価格は179,800円。

基本的にはこれまでの「iBook」が正統な進化を遂げたといった印象。インテルのCPUが搭載された以外は、特に大きなスペックの変更などはないなり。ただ、従来の「iBook」と比べると本体の厚さが6.7ミリほどスリムになったほか、従来比79％アップの輝度となる250カンデラ／平方メートルの液晶を搭載しているため、より使いやすい製品に仕上がっているのは間違いないなりね。

「iMac」「Mac mini」「MacBook Pro」「MacBook」と来て、「Intel Mac」化が完了していないのは「Power Mac」のみ。ほかの製品同様、魅力的なスペックアップを遂げて登場することを期待したいものなり。